毒舌度３０％ ページ32
ーー…
旅館に戻り、皆でお風呂に入り、4班の皆が集まったのはゲームコーナー。
「おお!どうやって避けてるのかまるで分からん!!」
そこで私達は、有希子ちゃんのゲームを見ていた。
「恥ずかしいな…なんだか」
「おしとやかに微笑みながら手つきはプロだ…」
必死に有希子ちゃんのプレーを目で追い、褒め始める杉野。
お前好意の示し方明白だよな。
「すごい、意外です。神崎さんがこんなにゲーム得意だなんて」
「黙ってたの。遊びができても家じゃ白い目で見られるし」
素直に驚く奥田ちゃんに有希子ちゃんは答える。
「でも周りの目を気にしすぎてたのかも。
服も趣味も肩書きも逃げたり流されたりして身につけたから自身がなかった。
殺せんせーに言われて気づいたの。大切なのは中身の自分が前を向いて頑張ることだって」
『ゲームは立派な趣味だしそんなに凄腕なんだから恥じることないよ。よし有希子ちゃん、対戦しよう』
私が対戦を申し込むと、皆がえ?と言いたげな顔で私を見る。
だよね。今までのプレー見てて申し込むのはアホだよね、普通は。
「い、良いけど、操作方法とか分かる?」
『ん、大丈夫』
今まで有希子ちゃんのプレー見てたから、大抵は分かる。
私は有希子ちゃんの隣の機械にお金を入れ、席に着いた。
＿＿＿＿＿
「「「うわぁ………」」」
「Aさん凄いね。自信あったんだけどな」
『あはは…。ごめん』
ゲーム対戦後、見ていた3人は信じられない者を見るような目で、私と有希子ちゃんの画面を見比べていた。
主に刺さる視線は私。
「神崎さんとの差!!」
と、カエデちゃんが言うと、それに便乗し、渚と杉野が口を開く。
「Aさん、異常」
「アレだろ。お前結構なゲーマーだろ」
『そんな事ないしー』
「嘘つけ」
『はいそうです。勉強せずにゲームする奴です』
「「「あ、はい」」」
ねぇ、やめて。
きっとコイツ授業中でもサボってゲームしてて、素行不良でE組来たんだろうな〜…みたいな察した目やめて。
違うから。………………多分。
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葵(プロフ) - オセロさん» ひえっ、コメント気付くの遅れて申し訳ないです！！ 初コメありがとうございますー！！ は、発狂させてしまった……！笑 きっと先が長い作品ですが、のんびりと読んで頂ければ幸いです！ (2019年8月4日 2時) (
レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
オセロ - 初コメです！ 今回の作品、ずっと発狂しながら読んでました！ 続編や、今後の二人の関係を描いた物語を、楽しみにして待っています！ m(._.)m (2019年7月23日 23時) (レス) id: 3d9b2eea0d (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 黒猫れもんさん» ありがとうございます!!テンポよく進められる会話は書きやすいので（私情） ほらカルマ君!!ご指名だよ(( (2016年12月25日 4時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫れもん - ふたりの会話が微笑ましいです(*´ω`*)カルマくん。私と結婚（（ (2016年12月24日 23時) (レス) id: f8822feb9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうたすら(プロフ) - すみません……ありがとうございます！更新頑張ってください！！応援しています!! (2016年11月23日 12時) (レス) id: 152c51bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/1131939128247848960?s=19...
作成日時：2015年9月26日 23時
