ツンデレ48 ページ48
「こんにちは!」
ポートマフィアに着いた。
探偵社の私が居るというのに止められないのは、矢張りあくちゃんが居るからだろう。
あくちゃん偉い人だもんね。
中也君も幹部だし森さんなんて首領だし、私何でこうなったんだろう凄い。
「前にも此処は案内しましたよね。先に行っていて下さい」
「仕事?」
「…ええ、まあ」
「そっか。頑張ってね!」
其の侭違う方向に曲がって歩いていったあくちゃん。
格好良い。
そして周りを見回し、記憶を辿って歩いて行くと、ふと曲がり角を曲がった所で気が付いた。
「迷子になった」
自覚してからはもう遅い。
人通りが少ない上、何も考えずに歩いていた為帰り道が判らない。
「………如何しよう」
「おねーさんおねーさん☆」
奥の方から声がする。
暗い為端末の灯りを頼りに奥へ進むと、まぁなんと驚いた事に子供が。
森さんは幼女趣味ではあるけど、御稚児趣味では無いらしい。
こんな所で一人?一人、なの、かな?
「誰か居るの?」
「居るよ!」
ぴょこっと顔を出したのは可愛い男の子。
驚いて思わず立ち止まったが、普通の男の子だった。
帽子がチャーミングで可愛い。
「初めまして!おねーさん!」
にっこりと笑う彼。
名前は夢野久作と云うらしい。
歳?まぁマフィアの人に聞いても余り意味は無いし気にしたら負けだよね。
現に私中也君の歳知ったの去年位だし。
歳下だと思ってたとか思って無いよ、うん。ほんと思ってないよ。
嘘思ってた。めっちゃ思ってたごめんなさいでもそうでしょ今よりもう少し小さかったんだもん当たり前でしょ?ね?
「おねーさんはマフィアの人じゃ無いよね?何で此処に居るの?」
「うーん…呼ばれて来たは良いけど迷子になっちゃって」
「こんな地下に来ちゃうなんて方向音痴なんだね!」
グサリと刺さる。
マフィアに来たのは一度だけなので許して下さい…。
「なーんてねっ!此処広いから仕方無いね!ぼくも未だ知らない場所はいーっぱいあるよ!」
「久作君……」
君はなんて良い子なんだ。
格子が邪魔で抱き締められない為仕方無くわしゃわしゃと頭を撫でた。
私は、久作君がこの座敷から出られる様に森さんに掛け合ってみようと思った。
簡単には行かないかも知れないけどね。
「……如何やって帰るんだろう」
「じゃあちゅーや呼んだら良いと思うよ☆」
「成程!」
この後滅茶苦茶スタ爆した。
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かりんとう(プロフ) - あ、あ、あんこおおおおおおおお!!!読んでる途中だけどコメントするわ。ツンデレ26の中也が可愛すぎてニヤニヤとまらんのだが助けて!!?!?((しらん (2019年12月18日 19時) (レス) id: b09f89d760 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - id=es(旧カシ魔女)さん» わわわっ!嬉しい!!!是非是非呼んでー!!! (2017年4月28日 22時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
id=es(旧カシ魔女) - ありがとう…!あんこって、呼んでもいいかな? (2017年4月28日 20時) (レス) id: bd9f4f1f85 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - id=es(旧カシ魔女)さん» イドさんですね!了解しました!ではお言葉に甘えてこれからはタメで話させて貰いますね!私もタメ大歓迎なので是非お気軽に呼んでやって下さい!! (2017年4月28日 0時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
id=es(旧カシ魔女) - あんこさん» 本当ですか!嬉しい…!!文ストを語れるお友達が…ついに…!!!!私のことは気軽にタメ口でどうぞ!あ、ハンドルネームは『イド=エス』と読みます。イドとお呼びください! (2017年4月27日 21時) (レス) id: bd9f4f1f85 (このIDを非表示/違反報告)
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