扱い酷くないですか皆さん【文豪ストレイドッグス】

ツンデレ4 ページ4

仕事帰り。

帰り道にあるそのバーには色々な人が来て、あの例のマフィアの人たちも御用達。

出逢いは二年前。

ある意味武装探偵社よりは長い付き合いかもしれない。

マフィアなのを知ったのは今年なのだけれど。

二年前から探偵社の皆さんみたいな扱いされてよく仲良くしてると思いません？私優しくないですか？

「よう」

「嗚呼今晩はぁ、ごっつい靴の素敵帽子(笑)お兄さん」

「莫迦にしてンのか」

「ｱｯやめてあくちゃん助けて」

いつもの様に現れたのは、素敵帽子(笑)の中原中也と、指名手配されてる梶井基次郎と芥川龍之介。加えて黒蜥蜴のお三方。

一気に大所帯になった。

あ、あくちゃんは云わずもがな、芥川龍之介。

結構優しいんですよ。

「銀ちゃ〜…可哀想なお姉さんを慰めて〜」

「…………酔ってる」

クエスチョンマークさえ無かった。

けど、確かに私は酔っていた。

嗚呼、明日は酷い二日酔いになりそうだ等と酔いの最中呑気に考えていた。

「も〜あの物騒探偵社で遣っていくにはお酒必須だよ〜私何も悪くないのにみんなに嫌われるし〜ほーんと理不尽なのぉ」

銀ちゃんに泣きつき、お酒が無くては云いも出来ない事を云う。

この醜態もお酒あってこそというか。

その時不意に、頭に手が乗せられた。

中也君だ。

「まぁ…手前のその顔じゃ仕方無ェよ」

「よーしぶちころーす」

お酒の入った瓶をひっ掴んだら、後ろから腕を掴まれて抱き竦められた。

誰だ。

「落ち着こう！…おや、中々良いちっぱい」

「基次郎覚悟出来てるな」

「えっあっいやごめんなさあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞ！！！！！！！」

割といつもの事。

客の皆さんにもご愛嬌だった。









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「皆柚さんの事好きなら云えば良いのに」
「乙女心も複雑というものだ、銀」
「………広津さん、あの人達皆男」

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