ツンデレ27 ページ27
探偵社に行ってから様子が可笑しい。
太宰君は良いとして他の皆も何だか距離を置いている。
敦君から。
「如何したんですか中島君は?」
「さァ?妾達が来た時にはもうこうなっててねェ」
バッと振り向かれる。
私は軽くたじろぎ乍自分の机に坐ると、バンッと机を叩かれた。
恐る恐る顔を上げると案の定中島君で。
にっこりとした笑顔を私に向けている。正直に云うとめっちゃ怖い。
「昨日の人、マフィアの人ですよね?」
にっこり。
「車に乗って楽しそうでしたねぇ?」
にっこり。
「顔近付けて真っ赤な顔して不細工が更に不細工になってましたよね?」
にっこり。
「で?何であんなに親しいんです?貴女は探偵社の人間でしょう?」
「ゴメンナサイ」
訳も判らず謝る。
厭怖すぎて。
「何です?愛の言葉でも囁かれました?貴女みたいな人が」
思い出したくなかった。顔が赤くなる。
中島君が今にも私を殴りそうな顔をしている。
「違う。寧ろ罵られ「じゃあ何で顔を赤くするんですか。被虐趣味でもあるんですか?」ちょ、中島君離れて。説明するから」
かくかくしかじか。
説明したら、中島君が顔を真っ赤にして謝った。
うん、素直で宜しい。
「で、でも二年前からって何なの」
「アッキレたら敬語になるタイプなんですね判ります。あー、まあ二年前初めて一人でお酒飲みに行った時に彼等に偶然会ったの」
懐かしい思い出を引っ張り出す。
二年前なのに覚えてるよ私。
「其から職業は隠されてたし聞かれなかっあけど今年黒蜥蜴が来たでしょ?その時にお互い初めて知ったの」
“何故縁を切らなかったのか”とナオミに問われる。
其云われるとちょっと困るけど。
「私のプライベートの友人としては、本当に良い人達だからかな?この間なんかは銀ちゃん、広津さん、あくちゃん、基次郎の四人呼んで一緒にご飯食べたし」
皆から驚きの声が上がる。
この間ご飯食べに行ったやつかと云われた為、其は違う人と答えた。
中島君の顔が真っ青になる。血流忙しそう。
「芥川……彼奴なんかに…僕…」
「あっ、ご飯で思い出した。皆街医者の森さんって人知ってる?可愛い女の子連れてるの」
ガタガタっと鏡花ちゃんや太宰君、与謝野さんまで立ち上がった。
物凄い形相で私の方に来る。
怖い。
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かりんとう(プロフ) - あ、あ、あんこおおおおおおおお!!!読んでる途中だけどコメントするわ。ツンデレ26の中也が可愛すぎてニヤニヤとまらんのだが助けて!!?!?((しらん (2019年12月18日 19時) (レス) id: b09f89d760 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - id=es(旧カシ魔女)さん» わわわっ!嬉しい!!!是非是非呼んでー!!! (2017年4月28日 22時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
id=es(旧カシ魔女) - ありがとう…!あんこって、呼んでもいいかな? (2017年4月28日 20時) (レス) id: bd9f4f1f85 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - id=es(旧カシ魔女)さん» イドさんですね!了解しました!ではお言葉に甘えてこれからはタメで話させて貰いますね!私もタメ大歓迎なので是非お気軽に呼んでやって下さい!! (2017年4月28日 0時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
id=es(旧カシ魔女) - あんこさん» 本当ですか!嬉しい…!!文ストを語れるお友達が…ついに…!!!!私のことは気軽にタメ口でどうぞ!あ、ハンドルネームは『イド=エス』と読みます。イドとお呼びください! (2017年4月27日 21時) (レス) id: bd9f4f1f85 (このIDを非表示/違反報告)
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