扱い酷くないですか皆さん【文豪ストレイドッグス】

ツンデレ3 ページ3

「ほんといい加減にしなさいよ。毎回行かされる私の気持ちにもなって」

「ほらぁ、敦君達なりの優しさだよ！運動とか必要でしょ？」

「太宰君が泣かせた女の子に私この間刺されかけたんだよねー。住所バラしちゃおっかなー」

まぁ憎たらしい事にイケメンですから此奴？

こうして歩いてたら私も狙われるんですね？

“ブスの癖に何でいつも隣に居るのよ！”みたいな感じで先週位に夜道で奇襲されたんですよね。

マフィアかと思ったよほんと。

まぁ社長直伝の体術で何とかなりましたけど。

そして迷惑を掛けられた同士で仲良くなりましたけど？めっちゃ可愛いよその子。ほんと。

連絡先交換してるし余裕なんだよねーなんて云っていたら、太宰に物凄い形相で問われた。

誰なのか、無事なのか、怪我は無いのか。

何なんだと思い乍も誰かは答えず無事だとだけ答える。

「ま、まぁ君ゴリラだもんね。社長に習ってなくても君のちっぱいで相手押したら吹き飛ぶんじゃない？」

「五月蝿い、脂肪の塊なんか要らないし」

「……………………ふっ」

何か莫迦にされた。

悔しい。

私は判り易い程に判り易く溜息を吐いた。

「何なのさ」

「私の台詞だわ…此の侭だと私疲労で死にそう」

「あ、君との心中はお断りだから勝手にどうぞ」

「そうだねー」

死んだ目をしながら適当に返事をする。

此奴も最初は心中しようとか云って来てたんですよ可笑しくない？酷くない？

掌返された。

「私ほんと何で武装探偵社入ったんだっけ…」

こんな罵られる為に入ったんじゃないんだけどなぁ、なんて考え乍、太宰をガン無視して帰った。

勿論連れて帰る為に来たから逃げようとしたら捕獲したけど。

何が悲しくて大の男の首根っこ引っ張って会社に帰らなきゃならないの。

帰りにいつものバーで自棄酒してやる。

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