十六話 炭治郎side ページ19
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里の襲撃から一週間がたった。
あれから、変わったことがある。
Aさんの声が聞けるようになった。
けれど、ずっと喋っていなかったようなので、まだ呂律が回らないらしい。
禰豆子と練習しているのをたまに見かける。
Aさんの悲しい匂いが、嬉しい、幸せの匂いに変わった。
無一郎くんとよく笑っている。しかし、今日はなんだか悲しそうだ。
「Aさん、どうしたんですか?
「炭治郎くん…確か炭治郎くんも痣が出てたよね。じゃあ言ってもいいかな。実はね…
゜
「あーあァ羨ましいことだぜぇ、なんで俺は上弦に遭遇しねぇのかねぇ
「こればかりはな遭わないものはとんとない。甘露寺と時透と頭、その後体の方はどうだ
産屋敷邸では緊急柱合会議が行われている。
「あっうんありがとう!随分よくなったよ
「僕も…まだ本調子じゃないですけど…
「私も大丈夫。まだ少ししびれるけど
ネチネチ言わない…!
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「大変お待たせ致しました」
どうやらお館様は体調が優れなくて来られないらしい。
会議の内容は痣についてだった。
痣の者が一人現れると共鳴して周りの者たちにも痣が現れると。
なんでだろうと考えていたら無一郎が説明をし始めた。
説明が苦手な蜜璃ちゃんは土下座している…
「僕は痣というものに自覚はありませんでした
ですが、思い返してみるといつもと違うことがありました
その条件を満たせば恐らくみんな痣が浮き出す、今からその方法をお伝えします
─
「では痣の発現が柱の急務となりますね」
無一郎から一通り説明が終わり、柱の課題が決まった。
「ただ一つ、痣の訓練につきましては皆様にお伝えしなければならないことがあります」
会議もそろそろ終わるなと思っていたらあまね様からお言葉があった。
「なんでしょうか…?」
蜜璃ちゃんが首を傾げながら問う。
「もうすでに痣が発現してしまった方は選ぶことができません…痣が発現した方はどなたも例外なく
あまね様の言葉を聞いた瞬間、隣にいた無一郎が悲しい顔をして私を見た。
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「痣が出るとみんな25で死んじゃうらしいの。
「え…
「ごめんね、でも炭治郎くんも知っておいたほうがいいと思って。
でも、悲しくはないのよと悲しい笑みを浮かべていった。
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みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください!! (2022年1月22日 10時) (レス) @page22 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
天羽ステラ(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年10月13日 19時) (レス) id: f35bb53857 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして!とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年10月6日 19時) (レス) @page1 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天羽ステラ | 作成日時:2021年10月3日 18時