「まふまふ 」鬼のお嫁さんになりました。(2)

花嫁修業41日目 ページ5

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『っ！？』

何を、わたしは……まふまふ様に

まふまふ様に、対してこんな感情…抱くはずがない。

＿＿＿＿＿抱いていいはずがない

私なんかが、思っていい人じゃない
ダメだから、だから……気づかないようにしていたのに…！


『っ…』

熱くなる頬を隠すためにそらる様から目を逸らし俯く、深呼吸をして気持ちを整える。
そらる様はただじっと私の方を見ていたがとても小さなため息をつくと庭の方へ目を向けた


抱いてしまったこの感情を、気づいてしまったこの思いを……伝えてはいけない、隠し通す。
そして、まふまふ様を殺さない方法を…


『……そらる様、お願いがあります』

「……なに、」


『まだ、まふまふ様を眠らせて欲しいんです』


「…それは……殺すから？殺さないから？」


『…殺さないため、です』


「……何か方法があるからそう言ってるのかな」


『ありません、全く』


「清々しいほど正直に答えるね…それで？」


『私が力の限りまふまふ様を殺さない方法を探します、そして見つけられたら成功……とゆうことです』


「……失敗した場合は、どうするの」


『私がまふまふ様に食べられます』

「……」


これは賭けだ。
私がまふまふ様を助けられるかどうか、そしてそらる様がそれに乗ってくれるかどうか…
もし失敗しても被害は私までで抑えられる、そらる様側にリスクがあるものではないし。そらる様も可能性が高い方がいいだろう。


『…どうでしょうか』

「自信があるの？それとも……死ぬ気？」

私の目を見つめ続けるそらる様は隠しているようだけど少しだけ瞳が揺らいでいた、やはりまふまふ様を殺さない選択肢ならば頷けるからだろう。それに、死ぬのは私一人だけ。


『……まふまふ様を、守るためであれば。この生命があの方に役立つなら…喜んで身を差し出します』

「……」

そらる様はゆっくりと口を開く、その数秒間は今までにないくらい心臓の鼓動が早かった気がする。


「うん。A、その提案


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＿＿＿＿＿却下」


『ぇ……きゃ、か？』

「うん、却下」


『っ…それ以外にどうしろと言うんですか！！！？』

そらる様の方を掴む、力がこもってしまい痛いはずなのに眉一つ動かさずに私を見つめ返す
そらる様のその瞳にさっきの言動が私の勘違いなんてことはありえないと証明している。

『そらる様、どうして…！！』


「……その前に



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＿＿＿聞いてるんでしょ？うらたくん」

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