第２２話 ページ24
食堂の隣は調理室だが、扉は硬く閉ざされており入れなかった
食堂の奥の真っ暗な空間に進むと、赤いライトが照らされた暗い部屋があった
「物々しい雰囲気だね･･･赤いランプが不気味だよ。あの扉に入る勇気は･･･ボクにはないなぁ」
赤いランプに照らされた扉のノブを捻ってみるとどうやらカギはかかっていないようだ
「カギかかってないけど･･･入る？」
サラは無言で頷いた
俺はドアのノブを握ると一気に捻って部屋に入った
ピンク色の部屋だ。女の子のあこがれる部屋といった感じか。紫色のウサギに囲まれるように服を着た人形の胴体が置かれている
「ま･･･まさか動き出さないよね･･･」
「これって･･･箱の中の手紙と関係あったりしない？」
「手紙？」
「カラダを探してってやつ。もしかしたらさっきの足やこの胴体って」
「箱の中の頭と合体するかもしれませんね」
「部屋を探索したら広場に持って行ってみようか」
これ抱えて歩くのもちょっとな･･･。まぁ、でもしょうがないか
紫のウサギのぬいぐるみの傍らに何かを落ちているのを偶然見つけた
拾ってみると銃弾のようだ。やけに軽いが
「それって銃弾ですか？」
サラは俺の手に握られた銃弾を見て呟いた
「これ偽物だと思う。軽いし。ケイジに見てもらったほうがいいと思うけどね」
ケイジに偽物の銃弾かどうか見てもらうために遊技場に戻った
青い扉に進もうとするとソウが呼び止めた
「そうだ、さっき折角ダーツの矢を拾ったんだからやってみようよ」
「でも、私ダーツやったことないし･･･」
「ジンさん詳しそうだったからやってみれば？」
サラからダーツを受け取ってボードの前に立つ
肘を軽く曲げてダーツボードに向かって投げる
すると強烈な突風が吹いてダーツは暗闇に落ちた
「ハイクソー」
「惜しい！0点だね」
「二度とやらんわこんなクソゲー」
本当だよ。二度とやらんわ
人形の並ぶ部屋に戻り、ダミー弾と拳銃を手に入れたことをケイジに伝えた
「誘拐犯が･･･私たちに武器を渡すなんて･･･何の意味があるんでしょうか･･･」
「仲間割れさせたいのかもねー」
「仲間割れですか」
サラは意外そうにつぶやいた
「拳で殴り合うよりは武器があったほうがいいよね。特に女性と子供はさ」
「一人だけが優位に立てる武器･･･誰が他人に持たせたがるかい？」
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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが･･･。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (
レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか？ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね！上から目線ですみません（´･ω･｀） (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月9日 14時
