突然の来訪者 ページ42
「ふぁ〜…翠くんおはよぅ…」
「おはようございます…寝癖ついてますよ?」
「んー…」
「もぅ…ふふっ変な寝癖♪」
「なんだよぅ…今日は休みだからいいんだよ〜」
告白したあの日から約一週間。
晴れて恋人同士になった俺たちの生活は付き合う前とはあまり変わらない。
だけど…
「ちゃんと自分で直せるようにしてくださいね?」
「んー、翠くん…」
「なんスか?」
「キスしていい?」
「んなっ!?何で突然…」
「そこに翠くんがいたから?」
「何そのそこに山があったからみたいな発想…鬱だ…」
「…ダメ?」
「うっ…朝の寝惚けたAさんマジでたち悪い…」
「…」
「…い、一回だけっすよ」
たまぁにこんな甘い雰囲気が出てきた。
翠くん、なんだかんだ言って何でも許してくれるからなぁ…
まぁそういうところが好きなんだけど。
本当に翠くんは俺を駄目にする天才だとつくづく思う。
ピンポーン
「ん?誰かなぁこんな時間に…」
「俺出ますよ」
そう言って玄関に向かう翠くん。
翠くんはああ言ってたけど、この前みたいな人が来るか心配でそっと後ろを着いていく。
ガチャッ
「はい、どなたで…」
「高峯…やっぱりここにいたんだな」
「守沢先輩…」
「…?」
扉を開けるとそこには4人ほどの青年たちが立っていた。
どの子も綺麗な顔立ちをしていた。
皆翠くんと親しそうに話しているところから悪い人たちではないことはたしかであろう。
「みどり〜『ひさしぶり』ですね♪」
「深海先輩…」
「ずっと探してたんすよっ翠くん!」
「また会えて良かったでござる!」
「南雲くん、仙石くん…」
彼らはぎゅぎゅっと再会を喜ぶように翠くんと抱き合っている。
そこから何となく、彼らが例の"流星隊"なのだと感じた。
それは前にサイトで調べた時よりもキラキラしてて明るくて、翠くんはこんな素敵なユニットのメンバーなのか…
何で来たかはわからないけど会えて良かったね翠くん!
そう思いながら今は邪魔してはいけないと思いそっと部屋に戻ろうと…
「ちょっと待ってくれ!!」
「え…?」
…したんだけど、赤い衣装の青年に呼び止められてしまった。
彼の姿を見てふと、何処かで見たことがあるような気がした。
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あかねっこ(プロフ) - 仁科一家さん» こういう設定がら、地雷な人多いだろうなぁと思って執筆していたのでそう言っていただけると嬉しいです!更新頑張ります!! (2018年6月3日 14時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
仁科一家(プロフ) - 普段占ツクのBLってほぼ地雷寄りなんですけど、この作品は本当に好きです。素晴らしい作品ありがとうございます! (2018年6月3日 10時) (レス) id: dec30a2f4d (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - 琥珀さん» そうなんですよ…流星隊Pを殺しにかかってますね運営は…←更新頑張ります!! (2018年5月19日 23時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - この作品楽しく読んでます!つらいですよね…クラス別スカウトAnd流星隊のイベ...これからも更新頑張ってください! (2018年5月19日 21時) (レス) id: 5e61c82747 (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - 夜闇の魔物さん» ありがとうございます!!相変わらず亀さん更新で申し訳ないのですが頑張ります!! (2018年5月19日 20時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかねっこ | 作成日時:2017年12月26日 19時