◯◯してって言ってみた。

8種類の結果パターン

本日の流星は… - 2024年5月10日

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『わあ…‼こんな重いの持てるの⁉


鉄虎くん、凄いね‼』





「え、そ、そうッスかね…？


…へへっ、ありがとうございますッス。
力仕事なら任せてください！」





そう、照れくさそうに微笑む彼、“南雲鉄虎”と、

彼の凄さに純粋に目を輝かせるプロデューサーこと、YOUは、今度の仕事で使う小道具を運んでいた。





『ありがとう、鉄虎くん。とっても助かったよ。』





「いえいえ、とんでもないッスよ。
というか姉御は、もっと誰かを頼って下さいッス…‼


例えば…俺、とか！」





勇気を出して頰を赤らめながら言う彼は、真っ直ぐYOUの目を見てそう言った。





『！鉄虎くん…。本当にありがとう。


じゃあ、そんな鉄虎くんにお願いしてもいいかな…？』





先ほどの鉄虎の言葉が伝わったのか、照れるように表情を変え、言う彼女。





「はい！何でも言ってくださいッス！」





そして、その答えに嬉しそうに笑顔を浮かべる彼。





『じゃあ……


ぎゅってして、欲しいな…』





「んえ⁉せ、先輩…⁉⁉」





予想外の回答に、鉄虎は目を大きく開き真っ赤になった。





『……やっぱり駄目、だよね』





動揺を見せた彼の姿を見て、彼女は眉をゆっくり下げ、『やっぱり大丈夫だよ』と、今度は背を向けて言った。





「ッYOU、先輩…‼」





そんな彼女の姿を見てか、鉄虎は何かを決心したかのように彼女の片手を掴んだ。




『え…？』





「あ、あの…し、失礼します…‼‼」





そう言って彼は背後からがばっと、効果音がなりそうな勢いで彼女を抱きしめた。





『！あ、え…あ、ありがとう！』





いきなりのことで彼女は驚いたが、彼からは見えないが、嬉しそうに自然な笑みを浮かべた。









「……先輩。





．





こういうことするのもされるのも、これから俺だけにして欲しいんスけど…



いい、ですか…⁇」






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