利害一致の臨時マネ【青葉城西】

23.交代 ページ24

Aside


烏野さん一行に合宿所の案内をし終え、合宿所を出ていく時、丁度、白と紫のジャージを着てる高校を案内してる、金田一くんとすれ違った…


！？


金田一くん！？

国見くんじゃなくて！？


急いで、正門まで走っていくと、階段の日陰になってるところで、座り込んでる国見くんを見つけた…


A「国見くん？…体調悪い？」

国見「いえ、全然…どうしてそんなこと聞くんですか？」

A「座ってたから…案内も金田一くんがしてたし」

国見「あぁ、それは…」

金田一「国見！！」


体育館の方から国見くんの名前を叫びながら走ってくる金田一くん…

どうした？


金田一「お前！！面倒臭いからって俺に案内任すなよ！！」

A「えっ！？…国見くん、次の高校は俺が案内しますって言ってたじゃん！！」

国見「…覚えてません」

A「んなわけないでしょ！！何分前の話しよ！！」


軽く1発、国見くんの頭をはたく…

座ってるから叩きやすい…


金田一「あっ、先輩聞きましたか？」

A「何を？」

国見「あっ…」

金田一「おい、国見！…お前、伝言するからって残ったんじゃねぇーのかよ！！」

国見「…忘れてました」

A「国見くん…ほんとに何しに来たんだよ」


付き添いどころの話じゃないよ…


金田一「もういい…先輩、東京から来る音駒と梟谷は一緒なバスで来るらしいです」

A「あっ、そうなんだ、ありがとう」


多分、金田一くんが先生か誰かに頼まれて、私達に伝えに来たところで、運悪く国見くんに掴まり案内までさせられた…といったところだろう

容易に想像ができる


その後すぐに音駒さんと梟谷さんも到着して案内する…

今度は国見くんも一緒に着いてきてくれた…

ほんとに何にも喋らなかったけど…


…あと一つ


案内中、トサカヘッドとミミズクベッドがニヤニヤしててキモかった…

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