86話 ページ49
「けど、」
『本当に私は大丈夫。
だから、そんな悲しい顔しないで？
私は涼太が笑ってる顔の方が好き』
私は笑って見せた。
うまく笑えているか分からない。
けど、これが精一杯で。
「……分かったっす。
けど、一つ約束っす！！
辛いことがあったらちゃんと言う！
俺を頼ってほしいっす！」
と言って涼太は私を抱き締めた。
「一人で抱え込まないで」
涼太、ありがとう。
『ごめんね』
私が弱くて。
関係ないのに巻き込んじゃって。
『分かった』
約束、守る気がなくて。
《そうだよ、そうやって一人で抱え込めば周りは傷つかない》
そうだよね。
《私のこと、忘れてないよね？》
昔の自分が今の私の目を手で隠した。
《ずっと一緒だよ？》
ゴボゴボと何かが音をたてた。
《私を置いて、自分だけが幸せになるなんてしないでね》
一回壊れた歯車がまたガシャンと音をたてて回り始める。
《さぁ、始めよう》
まだまだ物語は始まったばかり。
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Ai - 莉弥さん» ありがとうございます！！良き作品なんて…(ﾟﾛﾟ)更新頑張ります！ (2016年10月14日 7時) (
レス) id: 4b0ec96593 (このIDを非表示/違反報告)
莉弥(プロフ) - ﾊｧｯ…何て良き作品…(泣)
更新まってます！！ (2016年10月14日 1時) (携帯から) (レス) id: aa7d841247 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 明日香さん» コメントありがとうございます！！なるべく早く更新しますね！更新頑張ります！！ (2016年9月10日 21時) (レス) id: ca0ec5f260 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - とても面白かったです♪続きが気になります。更新頑張って下さい_(._.)_応援してます(^-^ゞ (2016年9月10日 19時) (レス) id: a56b4ade72 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 桜吹雪さん» コメントありがとうございます！！そんなこと思っていただけるなんて…すごく嬉しいです！！これからも頑張ります！ (2016年9月1日 19時) (レス) id: f7794d9ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ai | 作成日時：2016年8月20日 13時
