63話 ページ26
『私は小さい頃から親から暴力を受けていました。
虐待というものですね。
親はいつも私に言います。
｢お前なんて要らない。必要ない｣と。
しかし、それは私が出来損ない人だからだと自分に言い聞かせて過ごしてきました。
ある日私は孤児院に送られました。
そこではたくさんのことを学びました。
まず、今までされてきたことは普通ではないこと。
ご飯は三食あること。
友達、という存在。
知っていて当然のようなことですが私には驚きばかりでした。
そうして過ごしていくと私を里子として向かい入れてくれる人が現れます。
その人は、今の私の親です。
ここまでが過去のお話です。
この、敬語と表情は過去の出来事からのものです。
何か質問は？』
ざっくり説明し終わると黄瀬君が手を挙げた。
｢前の親とはもう会ってないんすか？｣
『はい。会ってないです』
｢じゃあ僕も。
孤児院でできた友達とかいるのか？｣
『それが良く覚えてないんです。
居たような居なかったような。
正確に言えません』
｢私も！
Aちゃん敬語はずして！｣
『敬語ですか・・・』
少し恐いというのが本音で。
｢Aは一人じゃない｣
そういって赤司君は微笑む。
赤司君は本当にすごい。
私がほしい言葉をくれます。
『皆さんがいいなら、敬語はやめます』
一人じゃない。
そんな赤司君の声がまた聞こえた気がして私は前を向いた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
『君の名は。』見てきました！！
すごい感動です！
おすすめですよ！！
＿＿『お前は誰だ・・・？』
＿＿『あなたは誰・・・？』
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Ai - 莉弥さん» ありがとうございます！！良き作品なんて…(ﾟﾛﾟ)更新頑張ります！ (2016年10月14日 7時) (
レス) id: 4b0ec96593 (このIDを非表示/違反報告)
莉弥(プロフ) - ﾊｧｯ…何て良き作品…(泣)
更新まってます！！ (2016年10月14日 1時) (携帯から) (レス) id: aa7d841247 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 明日香さん» コメントありがとうございます！！なるべく早く更新しますね！更新頑張ります！！ (2016年9月10日 21時) (レス) id: ca0ec5f260 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - とても面白かったです♪続きが気になります。更新頑張って下さい_(._.)_応援してます(^-^ゞ (2016年9月10日 19時) (レス) id: a56b4ade72 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 桜吹雪さん» コメントありがとうございます！！そんなこと思っていただけるなんて…すごく嬉しいです！！これからも頑張ります！ (2016年9月1日 19時) (レス) id: f7794d9ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ai | 作成日時：2016年8月20日 13時
