58話 ページ21
赤司said
寝ながら話していると、Aが言った。
『私、赤司君のこと』
自分でも抱きしめる力が強くなったのを感じた。
『弟のように思っています』
「・・・ん？」
思わず聞き返してしまった。
もしかしたら、Aは僕のことが好きなのかもしれないと思った自分が馬鹿みたいだ。
だから、これはちょっとしたからかいだった。
僕がAを襲おうとしたらAはどんな反応をするかって。
ただ反応が見たかっただけだ。
なのに、
『いやぁぁああぁあ！！！！』
苦しむように泣き叫ぶ。
ここは防音だから周りには聞こえない。
そうじゃなくて・・・！
なぜこんなに苦しそうなんだ。
突然苦しみだすAを僕はただ呆然と見ていることしかできない。
助けを呼ばないと。
僕は急いで深呼吸をし、近くにある紙袋を手に取り、Aの口に当てる。
それから・・・
集中力が高まって、周りがスローモーションに見える。
コンコン
そんなときだった。
扉をたたく音がしたのは。
「失礼し、どうされたんですか？！」
入ってきたのは、メイドだった。
「助けてくれ！！」
Aの方を見ると、ぐったりしている。
息はしてる・・・？
抑える紙袋がかすかに動いている。
いつの間にか執事も来ていて、Aは運ばれていった。
僕もその後を追いかける。
「ごめん」
そう謝った声は誰にも届かなかった。
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Ai - 莉弥さん» ありがとうございます！！良き作品なんて…(ﾟﾛﾟ)更新頑張ります！ (2016年10月14日 7時) (
レス) id: 4b0ec96593 (このIDを非表示/違反報告)
莉弥(プロフ) - ﾊｧｯ…何て良き作品…(泣)
更新まってます！！ (2016年10月14日 1時) (携帯から) (レス) id: aa7d841247 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 明日香さん» コメントありがとうございます！！なるべく早く更新しますね！更新頑張ります！！ (2016年9月10日 21時) (レス) id: ca0ec5f260 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - とても面白かったです♪続きが気になります。更新頑張って下さい_(._.)_応援してます(^-^ゞ (2016年9月10日 19時) (レス) id: a56b4ade72 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 桜吹雪さん» コメントありがとうございます！！そんなこと思っていただけるなんて…すごく嬉しいです！！これからも頑張ります！ (2016年9月1日 19時) (レス) id: f7794d9ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ai | 作成日時：2016年8月20日 13時
