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16曲目。 ページ21

アルフレッド視点

















俺は高校に入ってから吹奏楽を始めた。その中でも俺がバストロンボーンを選んだ理由。






こんな理由じゃ笑われるかもしれないけれど、それは彼女が、美亜が吹部でバストロンボーンをやってたから。







美亜はトロンボーンの奏者になることが夢だった。



彼女は逝ってしまったし、彼女に出来は届かないかもしれないけれど、俺がまだ想ってるから。


その夢を叶えてあげたい。その一心で創音学園に入学、吹奏楽を始めた。









彼女の、俺の夢を叶えるために。


どうしても12月のコンテストに出たい。










そのために俺は今日も兄弟の(・・・)あいつを吹部に誘う。









米「やあ、マシュー!君、吹部に入らないかい?」





加「またその話かい?

僕も君に言われて少し考え始めてるんだ。


でも、僕は目立たないし、自信が持てない。注目されることも少ない。そんな僕でもいいの?」


そう言って遠くを見つめる紫の瞳は、まるで俺を鏡に写したようなそっくりさだった。






母親が違うはずなのにここまでも似ている。不思議としか言いようがない。







米「大歓迎なんだぞ!例え、君に対して何か俺が守る!なんだって俺はHEROだからね!」





加「今日、見学に行くよ。それともう一つ」






米「なんだい?」








加「音楽に興味がなかった君が、高校に入ってから音楽を始めた。




それはどうしてだい?やっぱり…



あの子(美亜ちゃん)のことが忘れられない?」



米「…」

言葉が出なかった。マシューの言うことは嫌と言うほど当たっていた。


両親のこと、美亜のこと。両方を知っているのは彼だけだ。



一応だが、幼馴染に当たるアーサーですら知らない俺の過去。

異母兄弟(俺たち)だからこそ分かり合えることがあるのだろう。


そう思い、青く澄み切った空を見上げた。













〜次の日〜

加「僕、吹部に入ることにするよ」




米「本当かい⁉やったーなんだぞ!」






ー放課後ー



米「今日から部員になる、マシューなんだぞ!」



加「マシューと言います。一年です。よろしくお願いします」





『お!やりたい楽器とかある?』



加「目立つ楽器がいいな」


『トランペットとかかなぁ…アーサー!お願いできる?』




英「任せろ!」







コンテストに参加できる人数まで後4人。







少しずつ物語が動き出す。

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はる@四季 - すいしぇーさん» ありがとう! (2022年10月16日 13時) (レス) id: 17e09ea40f (このIDを非表示/違反報告)
すいしぇー(プロフ) - はるちゃん〜!!おめでとう(*´꒳`*)私も吹部だから、すっごい共感できる大好きな作品だよ…!続編待ってるね☆ (2022年10月16日 7時) (レス) @page50 id: 7b108f9ac6 (このIDを非表示/違反報告)
モブキャラA - はる@四季さん» この名前で葡さんの『あおときみどり。』ってやつ書いてます……!! (2022年10月14日 23時) (レス) @page48 id: cebb1c38ee (このIDを非表示/違反報告)
はる@四季 - モブキャラAさん» どんな作品書いてるんですか?是非教えてください! (2022年10月13日 21時) (レス) id: 17e09ea40f (このIDを非表示/違反報告)
モブキャラA - はる@四季さん» 続編……!!楽しみにしてます(っ ॑꒳ ॑c) (2022年10月13日 21時) (レス) id: cebb1c38ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる@四季 | 作者ホームページ:No.  
作成日時:2022年8月21日 14時

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