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episode.13 ページ13

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「俺、こいつをパートナーにする」




目を開けると、小柄な男性が私を軽々と持ち上げていて、指を指してきた。礼儀がないのかと思いながら、その指を払うと頭を軽く叩かれた。




「な、… 礼儀ってものがないの?」



「お前の方こそわきまえろ」



さっきまでの彼の様子と大違いで少し寒気がしたが、腹がたつものはたつから、軽く髪を引っ張った。その痛みにびくともしないのは関心したが、怒りは収まらない。


(礼儀がない人は嫌いだ)




小柄な人の他に人の気配がすると思い、辺りを見渡す。すると、さっき出会った坂田さんと、その他に二人いた。やっぱり、顔が良いことは四人の共通点らしい。




「…へー、浦田さんはこの人がええんか」



そう言ってまじまじと私を見る彼。顔じゃなくて脚を見ている。それどころか、合格などと訳の分からないことを言い出す。結局、ここにいる人に常識はないのだろう。



私は小柄な彼の腕から降りて、代わる代わる四人をじっと見た。すると、何か言いたそうな、まだ喋っていない人。小柄な彼と違って、極端に背丈が違う。



(…まだ、マシかな)




「うらたんも変な子選びますねぇ、普通やん、この子」




「普通で悪かったわね」



私は彼の足を思いっきり踏みつけて、気味悪い四人の元から早足で逃げた。



ここのパーティー会場は、どうやら狂っているらしい。それを物語るように、四人の姿は怪物へと早変わりしたのであった。

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , ハロウィン   
作品ジャンル:その他
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ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 雪華さん» すみません、間違えていました、指摘ありがとうございます! これからもこんな作者ですがよろしくお願い致しますね! (2019年1月17日 18時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。ストーリーが面白くて好きです!あと、捕食者って食べる側なので被食者がただしいのではないでしょうか? (2019年1月17日 0時) (レス) id: f84b103640 (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - ちゃちゃるさん» ありがとうございます! (2018年11月3日 13時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃる(プロフ) - 今作もとても面白いです!!続き楽しみにしてます♪ (2018年11月3日 13時) (レス) id: 461b4b0bb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 笑笑 ハロウィンナイトは明日ですよ!(あと一時間半) (2018年10月30日 22時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハゲつるマン@19830617 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年10月23日 22時

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