~束縛~ A.Shirahama

束縛 45 ページ45

Youside

仕事があると言って、玲於は出ていった

玄関で玲於を見送ってから、なぜか、足から崩れ落ちた

私...亜嵐の所に...いなくても...いいの...？
亜嵐には私が必要だよね...？

電話かけるべきか、それとも家に行くべきか
頭の中をグルグルと迷いが巡っていた

🎼.•*¨*•.¸¸♬🎼.•*¨*•.¸¸♬🎼.•*¨*•.¸¸♬

心地いいケータイの着信音が巡っていた考えを消し去った

リビングに戻ってケータイを見るとディスプレイには
悩みの種の人の名前が表示されていた

『...もし、もし、』

亜「出るんだな...玲於に抱きしめられた感じはどうだった？俺以外の人の服を着てる感覚はどう？


玲於とキスした感じはよかった？」

驚きが隠せなかった、見ているはずのない亜嵐が
私のしたことを知ってる、

それよりも、最後の質問で背筋が凍るようだった

『な、んで...知ってるの...』

亜「俺が知らねぇわけねぇだろ！
安心して...すぐ迎えに行ってあげる、愛してあげる」

『ヤダっ...こな...いで...』

亜「あーあ、俺がいねぇ間にそんなことまで覚えて
これは、お仕置きしない訳にはいかないね

今日は仕事が早く終わりそうだから、迎えにいく」


待ってろ...その言葉を残して電話が切れた




亜嵐が...来る...

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