我妻善逸、ヨコハマに来た【鬼滅の刃】【文豪ストレイドッグス】

問３７:一体この状況は？ ページ36

【善逸side】

目の前に鬼の大将と言い張る人が現れました。正直、今すぐにでも叫んで逃げたい状況なのですが、横にいる太宰さんが俺の襟を掴んで逃がしてくれません。と言うか、あの笑み腹立つ！！ ……それは置いといて、凄く逃げたいこの状況、誰かどうにかしてください。

事の発端は約、一時間前に遡る。優逸を探偵社に入れたいと言う善逸。しかし、運がいいのか悪いのか社長は約１ヶ月の出張に出てしまったと言う。

えー、と一人嘆いていた善逸に悪魔が近寄った。その悪魔の名前は太宰治である。谷崎が引き受けた仕事に行くから着いてこいと善逸と優逸に言った。

太宰と一緒に仕事に行きたくないし、なんかその依頼凄く嫌な予感がするし、で行きたくないと泣きながら言う善逸。しかし、太宰は許してくれない。

最後には仕事の邪魔だ！！と国木田から追い出されてしまった。結局何処に行くのかも分からず、三人はフラフラと歩いていた。

夜になり、帰ろうよ、と善逸が言い張ると太宰は言う。


「何を言っているんだい？ 夜こそが君たちの本業じゃあないか」
「嫌だぁぁぁあああ！！ もう疲れたよ！！ 歩き疲れたよ！！ 帰りたい！！ 帰って暖かいお味噌汁飲んで寝たい！！ だから帰らせて！！お願いだから！！」
「そうそうそうそう！！ 殺生なんて何も産まないよ！？ だから帰ろうか、ね！！ 俺たちは太宰さんみたいに死にたがりじゃあないの！！」


「ぎぃぃいいやぁぁああ！！」と逃げ出そうとする二人の襟首を掴んで歩いていると声が響いてきた。


「こんな奴らに鬼は殺されていたのか。ため息しか出ない」


善逸達の探していた包帯野郎(？)だった。

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