【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました５【秀徳】

218個目 お家デート ページ24

『ふぅ〜……っ』

緑間くんの家の前に来て、吹っ飛んだはずの緊張がぶり返しました←
深く深呼吸をして、勇気を出しインターホンを押した


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


緑｢はい｣

『あ…緑間くん、Aです…っ』

緑｢今行くのだよ｣

少し待つと緑間くんが扉を開けて出てきた

緑｢入れ｣

『お、お邪魔します…』

緑間くんの家に来たのは2回目だが、今回は恋人として

緑母｢あら、いらっしゃい｣

『っ！こ、こんにちは！お邪魔しますっ！』

リビングに入るとそこにはめちゃくちゃ綺麗な人がいた
緑間くんより少し明るい緑色の髪、一瞬で分かった
緑間くんのお母さんだ…！むっちゃ美人！！

緑母｢ふふっ、そんな緊張しないでゆっくりしていってね？真太郎、飲み物とお菓子持っていきなさい｣

緑｢はい、ありがとうございます｣

そして緑間くんについて行こうとすると、

緑母｢あ、真太郎ちょっと先に行っててもらえる？｣

緑｢『えっ』｣

緑間くんはお母さんに言われ、先に部屋へと行ってしまいリビングには私と緑間くんのお母さんだけとなった
やっば…どうしよう、別れろとか言われたら…
釣り合ってないのは私が1番分かってます〜！(泣)

緑母｢Aちゃん、よね？｣

『は、はいっ！』

緑母｢あらやだ、そんなに固くならないで？別に意地悪しようだなんて思ってないから｣

そう言って緑間くんのお母さんは優しく微笑んだ

緑母｢あの真太郎に彼女ができるなんて初めてだからどんな子かすごく気になってたの。それに目の怪我の事も聞いてるわ、ごめんなさいね…女の子の顔に傷をつけちゃって…｣

心配そうに私の左目を触る緑間くんのお母さん

『いえ、緑間くん達に聞かれたら怒られるかもしれませんけど……怪我をしたのが私で良かったなって思ってるんです。あの時の2人には余裕がありませんでした…こんな形にはなってしまいましたけど、2人を支えられて嬉しいんです』

小さく微笑む私を見て、どこか安心したように私を見つめる緑間くんのお母さん

緑母｢うんうん…初めての彼女さんがあなたで良かったわ。真太郎の事、これからもよろしくね？ちょっと変わってるから大変かもしれないけど｣

お母さん、ちょっとどころじゃないです
結構変わってます←

『私の方こそ、まだまだ未熟ですがよろしくお願いします！』

どうにか緑間くんのお母さんとは仲良くやっていけそうでホッとした
まさかこんな所に試練があるとは思わなかったけど…←

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