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インハイ予選が近づき始め、練習自体もハードになってきた。
私も何とか1人でマネージャー業務をこなせるようにはなってきたが終わる頃にはバテバテだ…
『…ふぅ、』
大「集合!」
大坪先輩から集合の掛け声があり、私も含め全員が集まった。
中「スタメンを発表する、4番大坪、8番宮地、5番木村、6番緑間、10番高尾。これで今年のインハイ予選は行く、予選だからといって油断はするな」
「「「「「はい!!」」」」」
前に教えてもらったレギュラーそのままだった。というか緑間くんも高尾くんもすごいな、2、3年生を抑えてレギュラーを勝ち取るなんて。
私も出来ることをしっかりやろう、そんな事を考えていると中谷監督から呼ばれた。
監督呼びっていいね!めっちゃ部活っぽい!←
中「悪いが週末に買い出しに行ってくれないか?リストに書いてある物を買ってきてくれ」
『分かりました……って、多!』
レシートかと思った。でもドンキとか行くとレシートめっちゃ長くなるよね←
中「ふむ…高尾、緑間!」
何を考えたのか、監督は2人を呼び出した。
高「どうしました?」
中「悪いが週末の練習の後、買い出しに付き合ってやれ」
『え』
いやいやいや、スタメンの2人を練習の後に付き合わせるなんて流石の私も気遣う。
『私一人でも大丈夫でs』
緑「分かりました」
高「りょーかいでっす☆」
中「任せたぞ、Aは初めてで分からんことも多いからな」
はじめてのおつかいかな??
私、高校生だお?
『ちょ、ちょっと待って!2人ともスタメンでしょーが!買い出しとか付き合わなくていいから!』
高「何言ってんの、この量だと1人で持つのしんどいよ〜?」
緑「それに違う物を買ってこられても困るのだよ」
喧嘩売られてますねこれは。拳で語り合おうか←
でも高尾くんの言う通りこの量は1人で持つにはしんどいかも。
仕方ない、今回は手伝って貰おう。
ていうかこまめに買い出しに行こう…じゃないとこういう事になりかねないな。
『じゃあ…お言葉に甘えて、お願いします』
高「おう!」
緑「ふん」
『あ、服って制服?ジャージ?私服?』
高「私服っしょ!」
緑「何でもいいのだよ」
『じゃあ練習終わって一旦帰ってからってことで』
私のはじめてのおつかいが決まりました(保護者付き)
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年3月10日 19時