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30個目 海常vs誠凛 ページ31

放課後練習が終わり、いつもの自主練習、私も残るつもりだ。
とは言っても出来ることはボール拾いぐらいだけど。
色んなところに転がるボールを拾ってはカゴに入れ拾ってはカゴに入れ…

高「Aちゃん!」

『ん?』

高「今度の週末にさ、他校の練習試合見に行こうと思ってるんだけど一緒に行かない?」

『練習試合…』

部活みたいだ…!!←
しかも他校の練習試合を見に行くって何か偵察みたいでかっこいい!

『行く!!』

高「うっし!真ちゃんも一緒に行くから迎えに行くな!」

『他校って、ちなみにどこなの?』

緑「海常と誠凛なのだよ」

・・・・・まじか!
誠凛ってあの誠凛だよね?お姉ちゃんのいるとこじゃん!

『そうなんだ!めっちゃ楽しみだな〜』

高「え?もしかして知り合いとかいるの?」

『うん、誠凛にお姉ちゃんがいるよ』

高「え!?Aちゃんお姉さんいたの!?」

何でそんな驚く?
私に姉がいたらおかしいか?ん?

『双子のね?』

高「マジか!」

とりあえず週末に待ち合わせして海常へ行くことになった。
データの取り方はわからんからビデオにでも収めとこう。





待ち合わせ当日_


『いや、あのさ……まず1ついい?』








『これで海常まで行くの?』


私の家まで迎えに来てくれた事に感謝はしているが、まさかチャリアカーで来るとは思わなんだ……

高「もち!」

緑「早く乗るのだよ」

『むっっちゃ恥ずかしいんだけど…!!!』

さすがに私にも羞恥心はあるよ?

高「早く早く!練習試合見逃しちまう!」

『ぐっ……』

流石に練習試合を見れずに終わるのは避けたい。
仕方なく、本当に仕方なくチャリアカーに乗った。

あれから色んな人の好奇の目に晒された。
緑間くんは恥ずかしくないのか…!?
ていうかそのカエルはなに??

『あの…緑間くん』

緑「なんだ」

『その、持ってるカエルは何?落とし物?』

緑「違うのだよ、おは朝のラッキーアイテムだ」

『……は?』

高「wwwまぁ、最初はそうなるよなーwww」

話を聞くと緑間くんは重度のおは朝占い信者らしい。
変な宗教に引っかかりそうだなぁ…お母さん心配です。

『で、今日はカエル?』

緑「カエルのおもちゃなのだよ」

『………うん、いいと思う!』

私は考えるのをやめた。
ふと時間が気になり私は携帯を見た。

AM10:03

『あの、時間大丈夫?』

高「え、もう始まる時間!?」

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設定タグ:黒子のバスケ , 緑間真太郎 , 秀徳   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年3月10日 19時

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