クッソ邪魔。【青葉城西】

毒舌43% ページ46

私は取り敢えずいつも通りにドリンクを作った、音駒もベンチ入りしてるメンバーしか来てないらしく作る量はそこまでではなかった。私は全員分作り終え体育館の音駒の人達に渡しに行く


夜久「サンキュな」

「いいえ、頭下げられてしまいましたし。それに夜久さんの頼みならばいいですよ」


ええ、この人見た目は天使なのに中身は岩泉さんみたいなイケメンだという事が発覚したので。私はそういうタイプがとても好みだ、真っ直ぐな人が好きなんだ

すると、後ろから誰かに服の袖を引っ張られて少し後ろにふらついた。私の袖を引っ張ったのはプリン頭の人だった、プリン頭の人は大分猫背で下から覗き込まれるように見られる


？「…あのさ、スポドリありがとう。普通に美味しかった」

「いいえー、てか普通に美味しかったっていつもどんなの飲んでたんですか？…えっと」

孤爪「孤爪研磨…2年」

「孤爪さん」


話を聞くと濃さが毎日違ったり溶けきってなかったりしたらしい、そんなものを飲むのって…辛いだろうなぁ。私は孤爪さんに同情した


孤爪「うん、辛かった…あと孤爪じゃなくていい、敬語も要らない」

「えっ…分かりました研磨さんで、敬語は癖なんですみません」


しっかりとした年上の人には敬語や礼儀は大切だと思うので名前で呼ばせて貰うが、敬語は外さない事にした

黒尾だったら外してたね！絶対！

他にも色んな人達に感謝された、1番印象に残ってるのはモヒカンの山本さんで緊張してたらしく震えてた。しかし、黒尾には何も言われなかった


リエーフ「なあなあ月詠！なんでお前って黒尾さんと仲悪いんだ？」

「え？なんでって…」


胡散臭いし、神経逆撫でするようなことばかり言うし、純粋に腹立つ。私がそれを伝えるとリエーフは納得したような納得してないような微妙な顔になっていた、まあ、最初のお互いの印象が悪かったからだろうな、うん


夜久「まあ、黒尾も悪いけどな」

海「そうだなぁ、いつもはあそこまで突っかからないのになぁ」

孤爪「…」


幼馴染の研磨さんは何かを考えていて、暫く無言だった。私は少し遠くでスポドリを飲んでいる黒尾を見てみる、客観的に。身長は高くてバレー部主将で本来は悪い奴じゃないらしい

ハイスペックだな！

私はそう思った、まあ第一印象悪かったから許さねえけども。ずっと黙ってた研磨さんが何かを思い出したようだった


孤爪「あ、分かった。月詠がクロの振られた相手に似てるんだ」

爆弾が投下された

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