クッソ邪魔。【青葉城西】

毒舌2% ページ3

鈴木T「おら、お前ら。今日は転入生が居るからな」

「マジで！？女子？女子？」

鈴木T「おう、女子だほら入ってこい」


先生が来いというアクションを取る。ここは笑いを取りに行くべきか？…まあ、普通でいいだろう


「はーい、月詠Aでーす。好きな物は甘い物、嫌いな物はしつこい人。よろしくお願いしゃーす」


そんな挨拶をすると拍手喝采…なわけがなく、普通に拍手が飛んでくる。ﾃﾞｽﾖﾈｰ。

私は明らかに空いている席に一目散に向かい、すぐさま座る。隣の男子は眠そうな無気力そうな男子だった


「とりま、よろしく」

国見「ん、よろしく。俺、国見英」

「さっきも言ったけど月詠A」


そんな一瞬の会話をし、お互いに顔を逸らす。おおぅ、国見くんとは気が合いそうだ。
そんな事を考えていると、HRが終わり私の周りに人が増える


男1「なー、月詠ってなんでこの時期に編入してきた？」
「アメリカいたから、親の許可とるのと日本の中３の勉強してたらこの時期になってた」
男1「アホか」
男2「アホだな」
「んだとぉ？こう見えて学力はいいんだからなぁ！」
男3「ていうか本当にふっつーな顔してんな」
「おう、喧嘩なら買うぜ？かかってこいやぁ」
女1「でも、肌めっちゃ綺麗！ずるいわ」
「やだ、皆の方が可愛いよ」
男2「真顔人間め」
「あっははー、黙れ縫うぞ」

「「こっわ！」」

「あっ、やべ。素が」


そんなこんなで、クラスの人全員と仲良くなったぜ！
毒吐いても受け止めてくれるこのクラスに感謝。

しかし、その間もずっと横からの視線が痛かった。首だけを横に向けてみる
わぁ、なんて素敵なガン見でしょう(白目)


国見「月詠さ、部活って入る？」

「決めてないよ、国見くん、なして？」

国見「…月詠ってイケメンに騒ぐタイプ？」

「そのイケメンの性格による」

国見「ナルシスト『無理』じゃあさ、バレー部のマネージャーやらない？」


なんでや！！

国見くんは真顔で、そう問いかけてきた。イケメンが居るのか、どうせあれだろ？イケメンに騒がない仕事するマネが欲しいとかっていうやつだろ？


国見「その通り。まあ、よかったらなんだけど」

「ふーむ…とりま見にいっていい？」

国見「もち、今日は平気？」

「おけー」

国見「あと、呼び捨てでいーよ」

「マジで？じゃあそーするわ」


拝啓母上様、高校で呼び捨ての友達が出来ました

しかし、私はまだ分かってなかった…。これから面倒くさいことになるなんて…

続きはCMのあと！

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