第12話 ページ14
谷崎side
太宰さんが話始めると敦くんの様子がおかしくなった
最初は何かを警戒しているように鋭い目をしていたがイキナリ穏やかな目になったかと思うと僕達に攻撃をしかけてきた
谷「敦くん!? 」
後ろに避ける
どういうことだ!? なぜ敦くんが...
「私が説明してあげるよ!」
するといきなり陽気な声が聞こえてくる
「私の異能力『尊い母』は傷つけた相手の記憶を読むことができるんだ。
めっちゃ疲れるけどね」
相手の記憶を読むことが出来る...?
谷「今はそれとなんの関係があるんだ! 」
「まぁまぁ落ち着きなさいな
でもね、ある条件下を満たしてる子は私が自由自在に操ることが出来るんだ」
谷「ある条件下...?」
「条件とは母性を欲してる子だよ。
特に孤児はそういう子が多いからね
私の異能力『尊い母』とは母の愛そのもののようなもんだから」
母の言うことをきくのは当然でしょ?
と付け足してくる
「でも、どこぞの金持ちのぼっちゃんとか
大人とか親がいる子供とかは、そもそも母性を欲する必要が無いから効かないんだけどね」
ていうことは僕や太宰さんにはこの異能力は通用しないのか、
でも孤児の敦くんには絶大な効果を発揮してしまう
谷「太宰さん どうしますか?」
太「敦くんにかかった異能力は彼女自身に触れなければ異能力無効化は出来ない
だからなんとか敦くんを抑えて彼女に触らなければ」
じゃあ、僕の『細雪』を使うか
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鮭大根大好き - 更新頑張ってください! (2020年11月20日 20時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リート傘 | 作成日時:2018年8月20日 22時