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traveler286 ページ47

陣平さんに”気を使わなくていい”って言われたけど、やっぱり飲み物を出さないっていうのも気が引けたし、何より私も何か飲みたかったから、リビングには直行せず、キッチンに寄って片手で1つずつ準備をしてると、陣平さんがちょっと怒った顔でキッチンに来た。





松田「だから、気を使わなくていいって言っただろうが。」





『それはありがたいんだけど、私が飲みたかったから……自分分だけ用意してって言うのは流石にね……。』





松田「…………何入れようとしてたんだ?」





『えっと、コーヒーだけど。』





松田「じゃあ場所教えろ。俺が入れる。」





私の隣に立つなり一緒に食器棚を除く体制になる陣平さん。



うわっ……イケメン。



こういうのナチュラルにやる感じがずるい……。





松田「おい、聞いてんのか?」





『へァ!?ゴメン、ゴメン!!何?』





松田「お前のカップどれ?」





『あー。その猫のシルエットのやつ。』





インスタントコーヒーの在り処とかポットの使い方とか聞かれて気がつけば3人分の飲み物が出来上がった。



陣平さんが自分の分と研二さんの分の2つを持ち、私は自分の分1つを持ってリビングに戻ると既にソファーで陣取ってる研二さんかビックリした顔でこっちを見てきた。





萩原「うわっ!!言ってくれたら手伝ったのに!!呑気に部屋眺めてたわ!!」





『眺めないでよ!!隅々まで見るな!!最低でも1週間掃除してないんだから!!』





恥ずかし言ったらありゃしない!!



不可抗力とはいえ、そういうのってあんまり見られたくないじゃん?





松田「そう言えば、Aがこっちで一人暮らし始めてから初めて部屋に入った気がする。」





『あー。そうだね。住所は教えたけど、だーれも来なかったねwwww。』





萩原「なんだろうなぁ〜。なんかこうやってAの部屋で3人でコーヒー飲んでると、Aの世界に陣平ちゃんが来た時を思い出す。」





松田・A「『あぁ〜……。』」





思わず”あったねそんなこと”とはるか昔の事のように思い出していた。



あの時は夜だったけどね。



確かにあの時もこんなふうに3人でコーヒー飲んでたわ。





萩原「Aはすっかりこっちの世界に馴染んでるしね。」





『そう言うけどそっくりそのまま返すわ!!研二さん、陣平さん、景光さん、航兄さん、全員馴染んでたからな!!』

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癒し系猫 - 作者様!真澄じゃなくて真純ですよ! (2021年3月21日 10時) (レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - 273話の自分サイドの上から2行めの全身が前進になってます (2020年6月1日 18時) (レス) id: b64abaedd3 (このIDを非表示/違反報告)
- 362話の次も362話になってますよ (2018年12月10日 17時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
- んぁぁぁぁ!!更新待ってました!!いろんな人の心配(デレ)で顔ゆるみました。警察学校組と哀ちゃんとキッドが最高過ぎます・・・ (2018年12月9日 21時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - やったぁ♪♪ 最新してる。夢主も目を覚ましたし。キットが何故か見舞いにきているし……アンケートはまさかの結末だった (2018年12月9日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年11月11日 17時

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