【黒子のバスケ】元帝光中の毒舌猫かぶり少女 2

第51Q ページ7

しつこく話しかけてきたサトリを追い払って誠凛のベンチへ向かう




『日向さん。サトリ……桐皇の人達、まったく前座ってレベルじゃないんで気をつけてくださいね』






日向「？おう。





もちろんスタートから全開だ！！！」





(……今のうちに引き離してやる……って思ってるよね絶対。)





『それは、無理だ』






相田「……？」






ジャンプボールは相手に取られ、そのまま速攻。



『……！
違う、翔兄じゃない！！後ろの9番！
マーク急いで！！！』





今吉「あら、気づいてもーた？
でも、もう遅いで」




桜井「スイマセン！！」




日向さんが気づいた時には時すでに遅し。9番の手からボールは離れて、綺麗なループでリングに入っていった



日向「(3P！！
つかそれよりモーションがムチャクチャ速ぇ！！！)」





あの、キノコ……ボールを離すまでの時間が短ぇ。
そんでもってシュート率もいいってとこかよ。くそ、キノコのくせに




日向「タチ悪いぜマジ。前座なんてウソつくなんて(Aに少し言われてたけど)」






今吉「は？ウソなんかついてへんよ
青峰が来たら分かるわ、オレらなんてかわいーもんやでホンマ



言うたやろ、前座やて」




──────────





若松「おらぁ！！」





(ﾁｯ、今リバウンドした6番……2年だろ?んであんなにすぐリバンできんだよ……)




若松「っしゃコラどっっせーーーーーい！！！」







(そんでもって、うるせえ。静かに出来ねぇのかよ！！！
けど、リング下からハーフコートまでパスを飛ばせるほどの筋力。数値も高いし、普通に上手い。)







今吉「毎度どんなかけ声やねん」







伊月「(……止める！！)」






タイミング良く飛んだ伊月さんを嘲笑うかのようにボールを一度下げ、タイミングをずらしシュートを決める






伊月「なっ……！(ダブルクラッチ……!?)」







翔兄の得意な技。







今吉「おおかた青峰が遅れるて聞いて、できるだけ点差つけようとか思ってたんちゃう？
まあスマン。こっちの言い方が悪かったわ

前座言うても青峰と比べてっちゅー話や。
キミらよりは強いで、たぶん」








桐皇のメンバー、全員数値が高い。
翔兄……サトリも昔よりもレベルが上がってる




こんなかに大輝が入ったら今の誠凛じゃ……









“止められない”

第52Q→←第50Q

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す