【黒子のバスケ】元帝光中の毒舌猫かぶり少女 2

第71Q ページ30

相田「パパのメニューやるだけでもかなり数値も体力も減るのに、それに加えて夜にも動くなんて危険すぎるわよ…

頑張ることと無茶することは別物。もし次数値が大幅に減っているようならパパに言って、トレーニングすぐにやめさせるからね！！」




『うっす……』





私のことを想って怒っていることが分かるから、言い返せない




でもきっと私はまたバレないようにやるんだろう。





(眼のために基礎体力あげたいのもそうだけど、ただ…私だってバスケが好きなんだ)








選手としてコートに立つことは無くても、練習をしてしまうのはそれだけの理由






┄┄┄┄




『んー、アイツらどこいったんだろ。
テツヤも大我も真太郎も和成も…』





緑間「来い、その安直な結論を正してやる」



外を探していたら真太郎の声が聞こえ、そちらに向かう


そこには私の探していた大我と真太郎、ついでに何故か隠れているテツヤと和成がいた






『なーにしてんの』ﾋｮｺｯ




高尾「わっ、Aちゃん！！
今なんか緑間と火神が1on1始めたんだよね」






視線の先を見れば何回も何回も1on1を繰り返す2人がいる





(あんなにやって大丈夫なのか？
真太郎はスリー以外もレベルが高いし、大我の自信が無くなるだけじゃ…)




見ていて分かったことは、ただ対決をしているのではなく真太郎なりのアドバイスなのだと分かる





『そっか、大我はまだ自分の武器を上手く使うことができてないんだね』




高尾「武器って…」



緑間「いくぞ高尾」





聞きかけていた質問に答える前に真太郎がこちらに来る



高尾「あり？バレてた？」




緑間「む、Aも居たのか。
…WC予選でガッカリさせるなよ」




私と、その場にいたテツヤに向けて言っているのだろう





ガッカリさせるもんか、そんな軽口叩けなくなるぐらい成長して挑んでみせるさ




┄┄┄┄




各々が残りの時間を有意義に使い、私たちにとって初めての合宿が終わった



『いい練習期間だったなー、眼もしばらく使ってないし多少は体も見合うようになってきたかな』




皆で歩いて駅に向かおうとする中、リコ先輩だけが違う方向へと向かう





相田「ちょっとどこ行くのよ？」



日向「へ…？いや駅…だけど」



相田「何のためにここで合宿したと思ってるの？

今年はここで開催(･････)でしょーが！」

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