先輩は片足手纏い【男主】

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五条｢いや、先輩？俺らが泣くと思う？｣
『泣かなくとも不調になるんじゃないか？』
五条｢いやいやいやいやいや、そんな訳無いでしょ。｣

俺達だよ？最強三人衆だよ？と言う五条に夏油は顔を顰めていた。

家入｢灰原と七海はともかく、私達が泣くの？｣
『何ならもう足無いし、俺は引退してもいいんだけど？』
家入｢いやダメだよ。｣
『何で！？』
五条｢なんか、ダメだろ。｣
『何がダメなんだよ…、お前ら最強なんだろ？俺如き居なくなった所でだろ。』

と言うと夏油と家入は五条を睨んだ。
当の五条はそんなこと言ったっけ？と白々しく嘘をついた。
数十秒前の自分の発言を忘れるなよ…鶏以下かお前は。

五条｢鶏以下じゃありませんけど〜？｣
『口に出てた？ごめんなぁ？』
五条｢うざ…。｣
『お前普段こんな感じだぞ。』
五条｢嘘だぁ〜なぁ？傑〜。｣
夏油｢割とこんな感じだよ。｣
五条｢……硝子？｣
家入｢ノーコメントで。｣


再び静まったグラウンドは、五条の口によって破られた。


五条｢まさか…俺のパーフェクトフェイスによって幻覚を…？｣
『アホか？アホなのか？』

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