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【宮侑side】
返信、何て返そう。と迷っていると、チームメイトから帰ろうと誘われ、そのまま帰ることにした。
「そういえば観客席に、めちゃくちゃ美人の人いませんでした?私服の!」
割と前の方に座ってた髪の毛ロングの〜、と翔陽くん。
––––––––それは、きっと。
「俺のダチや」
「え、宮さんの!?…彼女だったり?」
「–––––そうなれたらええな、って子やな」
" 何故か " 惹かれる。
今まで他の人でも何となくやっていけていた。
でも、" 何故か " 今まで付き合ってきた子はみんなロングだったし、ちょっとだけ春川Aの面影を感じた。
少しだけ物足りない。
多分、春川Aは媚びない女だからだ。
彼女が恋人に見せる表情が思いつかない。俺だけが知っていたい。
「そういう翔陽くんはどうなんや?今の彼女」
「え!いや、俺はまあ、普通ですケド…」
「隣の部屋に住んどるなんてどこぞの少女漫画やねん」
「たまたまですって!!」
俺がどれだけ彼女に惹かれているのかを、俺自身でも把握できてない。
会う度に胸がときめくし、守ってやりたいと思う。
体育館で目が合ったとき、彼女は少し目を細めて笑った。
それに、俺の胸がどれだけ熱くなったか。
「告白しないんですか?」
「もうした」
「え!振られたんすか!?」
「うるさいわ」
(早く、俺のこと好きになれや…)
.
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池田(プロフ) - 茜さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。そう言っていただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます! (2022年10月21日 13時) (レス) @page20 id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - はじめまして。素敵なお話ですね!夢主共感できる部分も多く、楽しく読ませて頂きました。後で他の小説も読ませて頂きます。 (2022年9月8日 23時) (レス) @page20 id: 42242e81de (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - ;; ・。・さん» 命はお大事に(?)!!!こちらこそ読んで頂いてとても嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年12月8日 22時) (レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
;; ・。・(プロフ) - くっそ尊すぎて死にそうになりながら見てます絶命しそう好きです素敵な作品ありがとうございます、、、、 (2020年12月8日 20時) (レス) id: faf8ccb6a1 (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます!!^^ (2020年6月14日 20時) (レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:池田 | 作成日時:2020年6月6日 17時