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ーエピソード 46 魅力ー
影山 side.*・゚
部室をキョロキョロと楽しそうに見渡すAがいる
中学もコイツは確かどこにも入ってなかった
バレーの試合は見に来たりしてたが
物珍しそうにキラキラと見る姿に
幼稚園児かよ…と思う
すると雷が落ちたのか、部屋が真っ暗になり
俺を呼ぶAの声が聞こえる
別に暗闇とか雷は怖くねえけど、まあAは女だし
怖いのか?
手探りで当たりを探すと体に柔らかさを感じると
腕を掴まれる、しかもその手はフルフルと震えている
「…A?お前震えて…」
そう言いかけた瞬間部屋の電気が着く
目線を下にすると、俺の体にピタリと体をくっつけ
うるうると涙ぐんだ目で上目遣いをしてくる
『影山く…ん…怖かったぁ……』
!!!?
この表情はヤベぇだろ…
コイツ、中学の時から可愛いって金田一とかが
騒いでいたのは知っていたし、確かに可愛い
でも近くで、改めて見ると、小動物見たいで
しかもからだは震えていて至近距離
クッソ…さすがに可愛いすぎだろ………。
俺は早まる心臓を変に感じながらも
手をAの背中にまわして、摩る
この状況下でAは俺の手が震えていることに
変な言い分を付けてくる
は??こいつ…どんだけ自覚症状ないんだよ!
しかも無意識か!!!
そこから怖さが紛れたのか、Aは普通に戻り
帰ろっかと、片付けをし部室を出る
階段を跳ねるように降り、傘をさす後ろ姿を
見ながら、金田一とか国見がこいつを気に入った
わけがなんとなくわかった…と思う
明日は青葉城西との練習試合
Aは分かれ道になるとまた明日!と手を振り
去っていく
絶対に勝つ。俺は及川さんを超える
日向にも負けねえ…
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なんかよく分からなかったげす口調…
ごめんなさいね…
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作者名:りりらら x他3人 | 作成日時:2020年6月11日 15時