12 ページ13
ーエピソード12 人気のあの子はー
？？ side.*･ﾟ
騒がしい廊下に響く部活勧誘の声
毎年凄いが今年はヤケに騒がしい
「澤村」
後ろから声を掛けられ振り向くと
我が部のマネージャー、清水が居た
清水「コレ、今のとこの入部届け」
差し出された紙の束を見ると明らかに少ない
まあまだ勧誘始まったばっかだが…
「少ないな…昔は多かったはずなのに…」
菅原「こっから増えるって大地！！」
肩をガクっと落とすと隣にいたスガから
励ましの声とともに肩にポンッと手が置かれる
田中「潔子さん今日も美しいっス！！！」
田中はいつもの様に清水にアピールしまくっている
無視されて興奮している変態バカだが、
これでもバレーは上手い
「「アイアイキャプテーーーン！！！」」
菅原「サッカー部またやってらぁー」
田中「大地さん！俺達もあんくらい！！」
スガはハハハーと軽く笑いながら元気だなーと
眺めている。田中はやる気満々だが…
近くにいたサッカー部集団が大きな声をだし
走っていくそして数分後にはそこは誰か有名がいるのか、という位人だかりが出来ていた
菅原「何であそこだけあんなに
人だかりできてんだ？」
スガが近くにいたサッカー部キャプテンに聞くと
「ああ、あそこ凄い可愛い子2人がいるんだよ
今は人に埋もれて見えねえけど…
マネージャーは大重要！俺たちの青春ライフが掛かってるからな！！」
と、胸を張るサッカー部キャプテンを
バカだなーおまえらーと笑う
田中「どけどけ〜！！！！おめぇらー！！
俺に超可愛い女子を見せろコラー！！！」
早速田中が見に走っていったが…
菅原「おい、大地！田中倒れたぞ！？」
はぁ！？どういう事だよ！と思い
田中を回収するべく駆け寄ってみると
手を胸の上で組み合わせ死に際のように
ブツブツと何かいい倒れていた
菅原「おい！田中！生きてるか！？」
田中「スガさん…大地さん……ヤベぇっす……
あれはゲットしなくては……
でも俺には潔子さんが…っいや、でも……っっ！
なんて罪深い男なんだ俺ァーー！！！」
うるさい田中はスガに任せ
どんな凄い奴がいるんだと思い覗き込むと
見慣れたベージュの髪が揺れ動いていた
人気の奴ってコイツのことか…なるほどと思い
頭を抱える
れな「結構です！私はダンス部に入部って
決めてるんで！」
キッパリと断る隣の女子に比べ
Aはあたふたと慌てて手元には大量の
部活勧誘の紙
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りりらら x他3人 | 作成日時：2020年6月11日 15時
