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六話 ページ8








初めはつまらねぇ女だと思っていた。
こっちが話しかけても冷たくあしらうし、チェイスも外在特質を見るに一人じゃ何も出来ねぇような感じだった。


『っ…(くそ、早く起き上がらないといけねぇのに。戦争後遺症で…!)』


〜♪♪


『(何だ…?体が、暖かい。そして…やわらかく包んでくれるような音色…)』

『…っもう、大丈夫ですか!?【甲音】を使ったのですぐに治療しますね。必ず脱出しますよ!』


俺が諦めそうになった時、誰にも気づかれぬように苦しんでいる時、何故かアイツはすぐに気づいて駆けつけてくれた。

そして俺は気づいた。こいつは無関心だが、全てに興味が無い訳では無いと。Aはただ、面倒事に巻き込まれて辛い思いをするのが嫌なだけ、そして他人を理解するのが苦手なだけで、本当は俺達と関わりたいのでは?と。

そこで俺は試しにアイツにつるむようになった。


『A〜』

『…しつこい男は嫌われますよ』


まぁ当然、は?と睨まれたりはされたが、突き放したり無視をするような事は絶対にしなかった。それにエマもAが明るくなった、自分達と話すようになった、と喜んでいたからな。

初めは試合での恩返しのつもりで続けていた。後はちょっとからかいたかったってのもあるけどな。

それが何日、何ヶ月と続いて。気づけば俺はアイツに特別な感情を向けていた。

他の男よりも、誰よりも俺がAと一緒にいたんだ。特別な男友達、なんて立場だけでは満足できなくなっていた。その先へ行きたい。でもAは俺をめんどくさい奴としか見ていない。


『A、カスタム行こうぜ』

『ウィリアムがカスタムなんて珍しいね。良いよ』

『…』


他のヤツらに取られる前に、俺のものにしねぇと。
Aは俺のものだ。

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マシロ_mashiro(プロフ) - 皆さんお久しぶりです。ちょっとずつ更新を再会出来たらなぁと思っているので、またよろしくお願いしますm(*_ _)m (余談ですが、名前をマシロに変更しました) (6月4日 13時) (レス) @page19 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - 【湖の宝石】さん» wwwwお互い頑張りましょう (2022年9月30日 8時) (レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - ルイにゃさん» コメントありがとうございます!現在かなりの亀更新ですがよろしくお願いします (2022年9月30日 8時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - んwめちゃくちゃ面白いwwwwwwああwwwイベント参加ありがとうございます!更新楽しみです (2022年9月30日 7時) (レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - まゆさん» お待たせしました!どうなるんでしょうかね〜 (2022年9月19日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:【湖の宝石】 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2022年5月3日 10時

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