36.イタズラ2 ページ37
⚠ヒソカ推しの方注意⚠
⚠ちょっとネタバレ注意⚠
「Aオレたちのこと忘れちゃったの?」
最初に口を開いたのはシャルだった
「…」
Aは何も答えず下を向く
すると突然浮遊感がAを襲った
「俺はクロロ。そしてあそこに居るのがフェイタン。こっちに居るのがシャルナークだ」
クロロは自分達を指さしながら丁寧に説明していく。Aを安心させるように優しく微笑み抱っこしている姿は本当にあの幻影旅団団長なのかと疑うくらい珍しいものだった
「クロロ…」
そう呟きながら無意識にクロロの首に腕を回し抱きついていた
クロロはその行動に驚きつつも優しくぽんぽんっとAの背中を叩く
そしてそのままAを抱え車に向かって歩き出した
Aの頬はほんのりと赤く色づいている
・
車のあるところに着くとマチとパクとコルトピが居る。これで今回の盗みに参加しているメンバーは全員揃った
コルトピを含め初期メンバーでは無い人たちとは最初は緊張したが皆優しく直ぐに仲良くなれた。なのでコルトピの事は可愛いと思っている。あの小さい身長も魅力的で凄く好きだ
だが一人だけ許せない人物がいる
ヒソカだ
ゴン達を助けてくれてはいるが、シャルとコルを彼奴は殺した
ヒソカだけは好きになれない。仲間だとも思っていない。あの気持ち悪い笑みを見るだけで怒りが湧いてくる
今すぐにでも殺してやりたいがヒソカにはゴン達を助けてもらわなければならない
だから時が来たら___
「団長その子は?」
パクが首を傾げながら質問する
「Aだ」
「Aは相手の念を喰らって小さくなってしまったらしい。それに加え俺達のことも覚えていないみたいなんだ」
クロロは完全に私が記憶が無いと信じきっている。案外クロロを騙すのも簡単になったもんだな
「そんな…いつ元に戻るの?」
「相手が既に死んでしまっているから何も分からない」
クロロとパクは私をどうするか話し合っている。このまま念が解けるのを待つか除念師を探すか
まあ私的には今の状況も楽しいのでしばらくは小さいままでもいいと思っている
さてクロロ以外のところにも行きたいな
……よしフェイのとこにしよう
フェイは小さい子の相手とか苦手そうだし面白そうだ
「クロロおろして」
「…走って転ぶんじゃないぞ」
「分かった」
この歳にもなって転んだら一生の恥だよ
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作者名:てん | 作成日時:2021年8月28日 22時