31.宣言 ページ32
「マチ私の傷治してくれたのってマチだよね?本当にありがとう。おかげで助かったよ」
「いいよそんなこと」
マチは当たり前の事をしただけだと言ったがマチが治してくれなかったら私の腕には一生消えない傷が残っていただろう
マチには本当に感謝している
次はクロロだ
「クロロ。パイロの目はどこ?」
ノブナガ達がパイロって誰だ?とか何とか話しているが気にしない
「あいつらの目なら俺が保管してある」
やはりクロロが持っていた。まだ売りに出されていないのが不幸中の幸い
「そう。じゃあパイロの目を渡してもらうよ」
Aは右手を出しクロロに要求する
「いくらAの頼みでもそれは出来ない」
予想どうり簡単には渡してくれないようだ
Aは悩む素振りを見せるが直ぐにやめ、口角を上げながらクロロに宣言する
「じゃあ…奪う。だって私もう"盗賊"だから」
「宣戦布告か。面白い」
クロロは顎に手を当て笑っている
「でも今の私じゃクロロに勝てないからまだ盗まないけどね」
「ほう。じゃあどうするんだ?」
興味深そうにAを見る
「だからさクロロ。私に念を教えてよ」
念を教わりたいのはパイロの目を取り戻したいのが第一の目的。第二の目的は単純に強くなりたい。この世界でこれから先も生きていくには今の私では出来ない。
「念か……良いだろう」
クロロは少し悩んだだけであっさり教えてくれるようだ
「やったぁー!!ありがとう!」
「早速明日から??」
「そうだな。準備しておけよ」
「OK!」
・
シ「てかAって念のこと知ってたんだ」
「うん。前にノブナガ達が話してるの聞いたんだー(嘘)」
シ「へぇーそうなんだ」
「そうだ。ちなみに私何日くらい寝てたの?」
シ「だいたい1週間くらいだよ」
「え、1週間????」
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作者名:てん | 作成日時:2021年8月28日 22時