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15.訓練開始 ページ16

それから皆と朝ごはんを食べたあと
クロロに外に出るように言われていたので外に出る


今日の天気は眩しいくらいの晴天で顔を顰めた


現在時刻午前7時半

学校のせいで早起きには慣れているので時間的にはなんの問題もない

ちなみに髪型はポニーテールだ。マチがわざわざ髪の毛を結ってくれた




少し歩くとゴミなどがない開けた場所に出た
もうクロロはいるようだ


「Aおはよう」

朝なので当然髪は下ろしている
あぁ朝からご馳走様です。こんなことを考えているが当然のごとく表情には出ないようにする


「おはようクロロ」


「準備はいいか?」


「OKだよ」

何をするのか大体予想はついている。どうせ走り込みなどの基礎訓練だろう


「Aには走り込みをしてもらう」

ビンゴ

「わかった。でどのくらい走ればいいの?」


クロロは悩む素振りも見せずに言い出した


「取り敢えず30キロ程走ってもらおう。それからAにあったメニューを考えていく」




「ん?聞き間違いかな?30キロって単語が聞こえたんだけど…」


「いや、聞き間違いじゃない」


終わった。私は運動が大嫌いだ。勉強もそうだったが私は全てにおいて平均より格段と下だ。

中学の時に走った1000mですらキツかったのに30キロなんて死んでしまう


こうなったら逃げるが勝ちだ


Aはバッと後ろを向きこれでもかと言うくらい全力で走った


でも逃げられるはずなんてなかった




相手がクロロなんだから




数秒後Aはまんまと捕まった


「俺から逃げられると思うなよ」

私を見下すように言うクロロはやっぱり盗賊の頭なんだと実感する


「もう今ので体力使い切った……」


「この廃墟の周りが丁度1キロ前後だから30周するまで帰ってくるなよ」

「え、無理無理無理無理。死んじゃう」


「じゃあ終わったら呼んでくれ」

クロロは颯爽と廃墟まで帰って行った

残ったのは私だけ
















「取り敢えずもう少し休んでから始めよう」
















それから30分が経った
そろそろ体力も回復してきたので渋々起き上がって準備運動を始める。

本当は準備運動なんてめんどくさいだけでやりたくないのだがさすがに距離が長いのでやるしかない




「仕方ない走るか」

























Aの髪は太陽の光に反射しキラキラと輝いていた。屋内とはまた違う美しさが周りの者を引き寄せる
























その輝く白髪を靡かせながらAは走り出した

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作者名:てん | 作成日時:2021年8月28日 22時

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