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JN side

目の前には真剣を通り越してもはや睨んでるくらい怖い顔をしてるAちゃんのお顔。
お世辞にも可愛いとは表現しきれないその表情に思わず口角が上がっちゃう。


JN「Aちゃ〜ん?眉間にしわ寄ってるよ」


そんな僕の声も聞こえていない当の本人はひたすらメモの内容をボソボソと音読している。
傍から見ると異様な光景に、さっきまで横で見ていたスングァンも「呪いかけてるみたい」なんてヤバいものを見たような顔で呟いた後、どこかへ行ってしまった。


スア「ジュナ〜?ジュ…あれ!?」


JN「あ、ヌナ〜!ヌナ忙しそうだったし、Aちゃんに頼んでたんだよ」


スア「ごめん!Aもごめんね、1人分増やしちゃっ…A?」


JN「今集中モードだから聞こえてないよ〜」


スア「ホントだ、真剣な顔してる」


スアヌナは僕の隣に丸椅子を持って来て、一緒に作業を眺めてくれるみたい。
ちょうど暇だったから話し相手が出来て嬉しいな〜


JN「ねぇヌナ、Aちゃって昔からこんな感じの子なの?」


スア「うーん…そうね、昔から気が弱いけどこだわりは強いちょっと不思議な子だったね。でも本当にこの子は昔から良い子だよ。私が小学生の時に上級生に虐められてたんだけど、この子喧嘩できないくせに木の棒1本持って泣きながら助けに来てくれるの」


JN「えぇ!?それ大丈夫だったの!?」


スア「ううん、全然。よく2人でボロボロにされたよ。痛いし怖いはずなのに毎回泣きながら飛び込んでくるの。飛び込まずに近くから大人とか呼んでくればいいのに毎回毎回負けるの分かってて飛び込んで来るから私いっつも最後には笑っちゃうんだよね」


ケラケラと笑いながら話すスアヌナは懐かしそうに目を細めた。
気が強いヌナが虐められてたのも不思議だけど、毎回泣きながら助けに行くAちゃんも失礼だけど面白くて笑ってしまう。


スア「Aは私のヒーローで可愛い妹で大事な子なの。だからAを傷つける奴は絶対に許さない……」


スアヌナはそう呟いたあと、グッと拳を握っていた。
その顔は今のAちゃんに負けず劣らず真剣でカッコイイ。


スア「あとの過去の話はAから聞いてみな、いつか教えてくれるよ」


JN「えぇ!?何それ、なんで教えてくれないの!?」


スア「いつか教えて貰えるといいわね〜」


JN「ちょっとヌナ〜!?」


これより先の昔のAちゃんの話。
いつか聞けたらいいな…なんて。

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よん(プロフ) - 素敵な作品で一気に読んでしまいました!更新楽しみにしています!! (4月2日 18時) (レス) @page34 id: 17dcf2bc33 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 更新楽しみにしてます!! (12月2日 0時) (レス) @page34 id: 70f217a4be (このIDを非表示/違反報告)
犬飼いたい(プロフ) - 更新ぜひ..!!よろしくお願いします!! (8月8日 0時) (レス) @page34 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 続きが気になりすぎます!!更新楽しみにしてます (7月27日 21時) (レス) @page34 id: 697dde3f4a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 一気見してもうハラハラして次が待てませんんんん!うそです、無理しないでゆっくりでいいので更新待ってます! (7月2日 4時) (レス) @page34 id: d5c63dc535 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya  
作成日時:2022年9月24日 20時

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