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『…死にそう死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ』
通学路を誰よりもどんよりした顔で歩く。
前方にはジス先輩とスンチョル先輩。
いつもなら飛び付いて挨拶しに行くけど、ジフナに怒られたくないから我慢…我慢…
女「あれ?Aちゃん?ジス先輩、前の方にいるよ?」
クラスメイトからの情報にも引きつった笑顔で返す
『おほほほ、あら、本当?』
どうしようか、気になって仕方ない。
いっそジフナ達に止めてもらいたいから先に教室行きたいけど…ジス先輩達を抜かすなんて出来ない絶対顔みたら告白してしまう。
JH「おチビ」
『…ゲッユンジョンハン…』
昨日の今日でなんとなく顔合わせづらいのに…
無視して歩こうとしたらガシッと掴まれる肩。
JH「何、ちゃんと守ってんじゃんw」
『…う、うるさいなぁもう!』
JH「…ふーん…よし、見せつけに行くか」
『…は?』
そう言うと、走り出すユンジョンハン。
腕を掴まれ私もそのままついて行く形になる。
JH「はよ〜ジス、スンチョラ〜」
JS「おはよう」
SC「はよー。お、Aも居るじゃ」
JH「じゃ、俺ら急ぐから〜」
挨拶する間もなくまた走り出すユンジョンハン。
ジス先輩変に思ったかな?
チラッと後ろを振り返ると、ポカンとした顔の2人。
ヤバい、ポカン顔のジス先輩死ぬほど可愛い。
『…うぅ…ジス先輩ぃ…』
やっと止まったかと思えば、クルっと振り返って私の顔を覗き込むユンジョンハン。
『な、なに…』
JH「…よく頑張ったな」
優しい顔でそう笑うユンジョンハン。
またもや急な優しさで、ボッと急に体温が上がりそうな私。
JH「顔赤い」
『そういう胸きゅんはな、も、もっと好きな人に使えよ!!そうやって無駄に胸きゅんを振り撒くな!馬鹿野郎!』
そう言ってユンジョンハンの手を振り解き、急いで靴を履き替えて階段を駆け足で登る。
昨日からなんかおかしいよユンジョンハン。
ユンジョンハンもおかしいけど、それにトキメいてる自分ももっとおかしい。
何この変な感情。
早く消えろばか…
… … … … … … …
JH side
女「あれぇ?おはようジョンハンくんって…どうしたの?顔赤いよぉ?」
JH「へっ!?あ…う、うん」
何だよさっきの赤い顔…
JH「うわぁぁぁ…最悪だ…」
速くなる鼓動と、脳裏から離れないあの顔。
最悪だ、こんなの嫌でも気づいてしまう。
JH「まじかよ…」
開けてしまった、気づいてはいけない感情の扉
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すい(プロフ) - からあげさんさん» ありがとうございます!ついに動きましたねぇジス先輩!嬉しいお言葉ありがとうございます!最後までよろしくお願いいたします(^^) (2021年2月25日 22時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - Akoさん» 覚えてますよwwwユンジョンハンのオチをすごく希望してくださってたので記憶に鮮明に残ってますwありがとうございます!最後までよろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 豆粒さん» たくさんのコメントありがとうございます!感想を言ってくださると、こちらもやる気が漲るので感謝して感激であります!あと少しですが、よろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - srさん» ありがとうございます(^^)最近の作者は暇人の極みなので更新めちゃくちゃしてますwこの作品に出会っていただき、温かいコメントもありがとうございます! (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
からあげさん(プロフ) - まさかのジス先輩がァァァ!よかったら私と……(殴)とても面白かったです番外編も楽しみにしてます! (2021年2月25日 17時) (レス) id: ea4b011c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2021年1月24日 17時