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25-3 ページ6

大きく身構えてスパイク打つ気満々だった徹さんに日向と田中さんがブロックで飛ぶと、それを読んでいたようにアタックをするために飛び上がっていたはじめ兄さんにトスをあげた












「スパイク動作(モーション)からのセット」













エースに放たれたボールは床につく











再びサーブは松川さん
西谷さんが綺麗に上げて、日向へとあげられると思われたボールはパイプの旭さんへとあげられた






と、見せかけて…










ストンッ














「ツーでやり返したーッ」

「負けず嫌いだねぇ」

「もっとやれー」

『やると思った。俺だってやり返すもん』

「暁もやるんだ…」

『ムカついてたらね…もっとキレてたら、多分…ダイレクトしてたかな』

「…暁」

『ん?』

「烏養さん、呼んでる」

『!』













まだ始まって4回目あたりだぞ…?早くないか?









小走りで烏養さんのところに行くと、「お前、ここに座って試合の流れを見てくれ」と言われる











『誰かと交代するんですか?』

「影山とだ」

『えっ…なんで…あいつ、調子も…あ』

「さっきのサーブ、ホームランしてたからな…一旦、リセットのためだ」

『それなら、菅原さんの方が…』

「いや、同年代でお前のプレーを見て冷静にさせる。菅原にも後で交代を頼むからな」

『そうですか…』













アウトになったタイミングで俺と影山の交代が行われた













「………」

『落ち着けよ。一旦クールダウンのためだ』

「…あぁ、頼む」

『任せろ』

「へぇ、月宵がセッター…」

『オールラウンダーなんで、なんでもできますからね』

「かーっ!ムカつく…!」















徹さんからのサーブ、真正面に飛んできたと思ったら右に流れるボールを西谷さんは綺麗に俺のところに返してくれた










「来いやっ」

「10番10番!」

『…………(チラッ』

「!」











視線を横に流すと、金田一は俺のその視線の先を追いかけ、俺はそのまま飛び上がって視線を流したまま日向へトスを上げた










ドッ











「ッシャアイヤァイ!!」

『ふぅ…』

「今…見てなかったよな」

「コワ…無理、怖い…」















たとえこの速攻を知っていたとしても、日向について来れなきゃ簡単には止められない
ただ、日向だけをマークされると別だ…慣れたら、無理だ

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スミカ - 面白かったです。 (4月9日 0時) (レス) id: daf320e252 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 続きがとても気になります…!とても楽しみです。 (7月19日 0時) (レス) @page11 id: 35aa15076d (このIDを非表示/違反報告)
チカ(プロフ) - 久々更新な気がします!嬉しい♡ (2023年2月9日 2時) (レス) @page9 id: 5eb97636a9 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー(プロフ) - 何やこれ!?面白かったです!更新頑張ってください!! (2022年7月24日 1時) (レス) id: 4b5b41fa15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年4月10日 11時

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