95話 ページ46
「覚えとらんの?」と聞かれたけど、あまりにも昔過ぎて本当に思い出せない
治「俺は覚えとるけどな」
懐かしそうに天井に向かってそう呟いた治くんに何故か申し訳なくなってしまった
あ「ごめん、私全然覚えてなくて…」
治「ええよ昔のことやし」
この後はお互い無言になってしまい、風の音や誰かが歩く音を聞きながら時間だけが経った
治「お、もうこんな時間やな」
あ「わ、もう12時になるね」
治「遅いから部屋まで送るわ」
あ「え、いーよ。大丈夫」
治「ほんなら、俺が送りたいからって言うたらええの?」
次の瞬間、治くんにずいっと顔を寄せられてしまい私は顔を背けてしまいあまりの近さに何も言えずにいた
治「なぁ、なんか言ってや」
どんどん近くなる治くんの顔と私の顔を前に向けさせ見つめ合う形になってしまった
あ「わ、分かったから…」
慌てて「お願いします」と言えば嬉しそうな顔をしていた
治「顔真っ赤やで」
あ「誰のせいでなったと思う?」
治「俺やろ?」
にやっと笑う治くんのその色気さがやばかった。
次治くんと目を合わせてしまったら惚れてしまうと思った私は少し距離を取ろうとしたがそれに気づいたのか、手を繋がれてしまいその手を自分のポッケに入れてしまわれお互いの肩が密着してしまった。
な ん て こ っ た
あ「あ、あの…治くん」
治「なんや?」
あ「手が…」
治「夜は冷えるからな」
あ「そ、そうじゃなくてっ」
廊下を歩いていると前から誰かがやってきた
侑「風呂上がりってなんでこんな暑いん?はよクーラー効いた部屋行きたいわ」
角「夏なんだから暑いのは当たり前でしょ」
侑「あ、アイス俺にもくれや」
角「は?無理」
前方から角名くんと宮侑くんが肩にタオルを巻いて歩いていた
侑「あ、サムや」
角「ほんとだ」
治「なんやお前ら今上がったん?」
侑「そや、めっちゃ暑いわ何か冷たいもん持っとらん?侑くん暑すぎて溶けてまうわ〜」
治「お前にあげるものなんてないわアホ」
侑「あ?何やと?」
角「あ、北さん」
治「!」
侑「き、北さん?!」
侑くんは北さんと聞いて「すんません!」と頭を下げていた
治くんが話してくれたけど、そんなに怖い人なんだ…あんなに優しいのに
侑「って角名!北さん居ないやんか!」
治「うっさこいつ…行くでA」
治くんに手を引かれて行こうとしたら宮侑くんに話し掛けられた
侑「おい、お前」
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もも(プロフ) - 琴音さん» わぁぁああ!とても嬉しいお言葉ありがとうございます🥹期待に応えられるよう頑張りますので今後もよろしくお願い致します!! (2022年10月30日 17時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - このお話大好きすぎて他の小説見ていても気付いたらこの小説になっているほど大好きな話です!6の更新応援してます‼️‼️お仕事頑張って下さい。息抜きも大切ですよ! (2022年10月30日 12時) (レス) id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» そんなに見て頂いてるんですね!嬉しいです!土日に更新できるかと思いますので楽しみにしていてください! (2022年4月22日 8時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ネイト(プロフ) - ももさん» もも様!こちらこそ返信頂いて嬉しいです!もう繰り返し3周くらい読んでいますが←、本当に面白いですね!忙しい中だとは思いますが続き待っていますね!😊 (2022年4月20日 22時) (レス) id: 35e0137ada (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!!!今後も頑張りますのでよろしくお願い致します! (2022年4月20日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年3月6日 21時