82話 ページ33
〜稲荷崎高校 :着〜
あ「…んっ」
宮城から兵庫まで約7時間半かけて、やっと稲荷崎高校に着いたらしい
でも、バスの中では静かで誰かが起きている気配なんてないからもう少し寝ようと思ったらバスが止まってしまった
あ「…」
私今誰の隣だったっけ…何か肩に誰かのジャージがかかってる…でも、かいだことのあるいい匂いで、すごい落ち着く。私はそのジャージを掴んで顔を埋めて夢の世界に行こうとしたら誰かに声を掛けられた
花「おーい、お2人仲良く寝てる所悪いけどそろそろ起きてもらえます?」
え、仲良くって何…誰と寝てるのかなと私の肩に寄りかかって寝ている誰かを見ると
あ「?!」
松「お、いい反応するね〜」
携帯をこちらに向け、カシャっとシャーター音が鳴ったのは気の所為ではないと思いたかった
あ「え、な、なんで、え?!」
隣を見ると及川さんが私の隣で私の肩に寄りかかって可愛い寝顔で寝ていた
花「寝顔撮るなら今がチャンスだよ?」
松「落書きすんのも今がチャンスだけどね」
既に油性ペンを持ち出して整った及川さんの顔に落書きをしようとしていた松川さん
あ「あの、もう着いたんですか?」
カーテンの隙間から見える景色ではまだここがどこなのか確認できない
カーテンを開けようとした時岩泉さんの声で寝ていた全員が起き上がった
岩「寝てるやつ全員起こしてくれ、バス降りた奴から荷物預けに行くぞ」
そう言った岩泉さんの後ろに続く矢巾くん達に国見君達と、何故か松川さんと花巻さんだけまだ寝ている及川さんと私に向けてにやにやしながら「お先〜」と言って先に降りてしまった
あ「って、私達だけ?」
急いで及川さんを起こすが起きる気配全くない
カーテンを開けて外を見てみると皆自分の荷物を持って稲荷崎高校らしき校舎に入っていく
あ「及川さん、起きてください」
すると、やっと起きたのか眠そうな顔で私の方を見る及川さん
及「…おはよ」
まだ覚醒しきれていないのか瞼が全然開いていない。集合時間より1時間も早く来ていたのだから眠かったのは当たり前だよね
「ん〜!」と手を上に伸ばして辺りを見渡す及川さん
及「あれ、みんなは?」
あ「もう降りました」
及「そっか…ってことは、俺とAちゃんと2人きりだね」
私に向けて微笑む及川さんの顔を直視できず慌てて窓の方を向いた
及「あれ、顔赤いけどへーき?」
あ「へ、平気なので早く降りて荷物預けに行きましょ」
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もも(プロフ) - 琴音さん» わぁぁああ!とても嬉しいお言葉ありがとうございます🥹期待に応えられるよう頑張りますので今後もよろしくお願い致します!! (2022年10月30日 17時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - このお話大好きすぎて他の小説見ていても気付いたらこの小説になっているほど大好きな話です!6の更新応援してます‼️‼️お仕事頑張って下さい。息抜きも大切ですよ! (2022年10月30日 12時) (レス) id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» そんなに見て頂いてるんですね!嬉しいです!土日に更新できるかと思いますので楽しみにしていてください! (2022年4月22日 8時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ネイト(プロフ) - ももさん» もも様!こちらこそ返信頂いて嬉しいです!もう繰り返し3周くらい読んでいますが←、本当に面白いですね!忙しい中だとは思いますが続き待っていますね!😊 (2022年4月20日 22時) (レス) id: 35e0137ada (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!!!今後も頑張りますのでよろしくお願い致します! (2022年4月20日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年3月6日 21時