78話 ページ29
あ「え…3年も兵庫に居たの?」
母「そ〜なの。あ、でも小学生になる前には私の方の実家の宮城に帰ったからそっからは疎遠かな」
って事は、会った期間はそれほど長くないけど何と言うか微妙…
あ「じゃあお互い忘れても仕方ないね」
母「そうね、でもAちゃんは治くんの事大好きだったわよね〜」
楽しそうに話すそんなお母さんに「そうなの?!」と慌てて聞き返した
だって、女子からの絶大を越した顔面国宝級の片割れのあの、宮治くんを私が大好きだった…と?
母「寝る時なんて必ず治くんと一緒がいいなんて言うもんだからお母さん、可愛くて仕方なかったわ〜」
あ「…」
母「おばあちゃんの家に帰るって言ってもAちゃん、治くんと居るの!って言って聞かないんだもの〜お母さん困ったわ〜」
あ「…」
母「挙句の果ては治くんの家に泊まるとか言い出すしね〜あの時に戻りたいわ〜!」
お母さんの話を私は何も言わずに無言で聞いていた…んだけど…
想像しても今の宮ツインズの写真を見たら金髪と銀髪のヤンキーに見えなくはない宮治と私はそんなにも仲がよろしいとか聞きたくなかったな…
母「侑くんとはあんまり仲良くなかった覚えがあったかも」
あ「もういいよ、聞きたくない」
母「Aちゃんが治くん好きすぎるから構って貰えない侑くんはいつもAちゃんに意地悪してたのよね〜」
ほんとは大好きなくせにさ〜!きゃあ〜!なんて騒いでいるお母さんを無視して私は自室へと入って行った
あ「なんで私何も覚えてないの」
あまりにも小さかったから多分覚えてないんだ。そうだ。きっとそうに違いない。もういいや、今日はこのまま寝ちゃお。多分寝て朝になったらきっと忘れてるはずだから…
そんな簡単に宮ツインズと知り合いだったのをなかったかのように忘れようとしながら合宿当日まで何とか考えないようにしていた
〜当日の夜中〜
真夜中の0時にお母さんに起こしてもらい、バスの中で食べれるようにおにぎりとサンドイッチを作ってくれたお母さんに「ありがとう」って言って玄関で靴を履いて重たい荷物を肩にかけて出ようとした時お母さんに何かを渡された
母「多分役に立つと思うから持って行きなさい」
真剣な顔で渡されたそれはと言うと…宮ツインズと写っている写真だったしかも2枚。
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もも(プロフ) - 琴音さん» わぁぁああ!とても嬉しいお言葉ありがとうございます🥹期待に応えられるよう頑張りますので今後もよろしくお願い致します!! (2022年10月30日 17時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - このお話大好きすぎて他の小説見ていても気付いたらこの小説になっているほど大好きな話です!6の更新応援してます‼️‼️お仕事頑張って下さい。息抜きも大切ですよ! (2022年10月30日 12時) (レス) id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» そんなに見て頂いてるんですね!嬉しいです!土日に更新できるかと思いますので楽しみにしていてください! (2022年4月22日 8時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ネイト(プロフ) - ももさん» もも様!こちらこそ返信頂いて嬉しいです!もう繰り返し3周くらい読んでいますが←、本当に面白いですね!忙しい中だとは思いますが続き待っていますね!😊 (2022年4月20日 22時) (レス) id: 35e0137ada (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!!!今後も頑張りますのでよろしくお願い致します! (2022年4月20日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年3月6日 21時