52話 ページ3
机で何かと葛藤している及川さんは時節、携帯を見みては青ざめたりあたふたしたり、挙動不審になったりこんな姿を見たのは初めてかもしれなかったAであった。
花「そろそろ予鈴なるんで帰ってもらっていーですか」
最後のサンドイッチを食べ、携帯をいじりながら私の隣にいる及川さんに冷たい声で言い放った
及「俺、今日だけこのクラスで午後の授業受けよっかな」
花「は?学年違うんですから習うところも違うんですよ?馬鹿なんですかあなたは」
ぐさぐさと正論を言っている花菜に何も言い返せない及川さんがとても面白かった
及「だ、だって…及川さんだからいけるかなって思ったんだけど」
若干、うるうるした目で私と花菜を交互に見てくる及川さん
花「ねぇこいつマジでウザいんだけど」
花菜が引いた目で大きなため息をついて私に目線を移した
あ「え、えっと、とりあえず時間も時間なのでクラス戻りましょ?」
そろそろ5限目が始まる間際まで及川さんが隣にずっと動かないで座っているから戻ってきた男の子も自分の椅子に座れずにいた
及「じゃあ及川さんと一緒にクラスまで行ってくれる?」
お願いっAちゃんっと子犬のような顔をしている及川さんについ許しそうになってしまう。でもここで断ったら後が面倒くさそうだから私は取り敢えずわかりましたと言おうと決意した
あ「…わかりました」
及「ほんと?」
あ「今日だけですよ」
及「わーい!わーい!Aちゃんありがと〜」
私の返答が余程嬉しかったのか抱き着いてくる及川さんに一瞬体勢を崩しそうになるが及川さんが支えてくれていた
花「あ、岩泉さん」
花菜が扉の方を見ると岩泉さんが青筋立ててこちらに向かってくる
及「え?!な、なんで岩ちゃんがここに?!」
岩「おいコラ、クソ川てんめぇ殴られる準備は出来てんのか?あ?」
及「ま、待って!岩ちゃん!あれにはちゃんとした訳があるんだって!」
岩「あぁ?落書きした事に理由なんてもんねぇだろうがぁ!!!」
クラスにいる皆の視線を一気に集めた岩泉さんと及川さん
あ「あの…もう授業始まるので…」
岩「おー、望月。色々悪いな…お前の分も殴っとくから安心しろ」
あ「いや、別に大丈夫です」
及「Aちゃんっ助けてっ!」
岩泉さんに首に手を回され逃げられないようにされた及川さんは私に助けを訴えていた
岩「おら行くぞ」
岩泉さん達が出ていった後はとても静かになったのを私は忘れない
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もも(プロフ) - 琴音さん» わぁぁああ!とても嬉しいお言葉ありがとうございます🥹期待に応えられるよう頑張りますので今後もよろしくお願い致します!! (2022年10月30日 17時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - このお話大好きすぎて他の小説見ていても気付いたらこの小説になっているほど大好きな話です!6の更新応援してます‼️‼️お仕事頑張って下さい。息抜きも大切ですよ! (2022年10月30日 12時) (レス) id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» そんなに見て頂いてるんですね!嬉しいです!土日に更新できるかと思いますので楽しみにしていてください! (2022年4月22日 8時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ネイト(プロフ) - ももさん» もも様!こちらこそ返信頂いて嬉しいです!もう繰り返し3周くらい読んでいますが←、本当に面白いですね!忙しい中だとは思いますが続き待っていますね!😊 (2022年4月20日 22時) (レス) id: 35e0137ada (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!!!今後も頑張りますのでよろしくお願い致します! (2022年4月20日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年3月6日 21時