アンタの作戦には乗らないから。【音駒】

４の作戦 ページ4

鉄朗の言っていたことは的中した。









　
「先輩、明日朝練ありますよね？」


「？うん。」









　
更衣室で荷物を片付けていた時。


あかりちゃんから朝練のことを聞かれる。









　
「申し訳ないんですけど、少し早めに来てもらえませんか…？」


「え？うん、別にいいけど…。」









　
これは何かがある、と断言出来た。









　
「じゃあお疲れ様です！」


「お疲れ様ー。」









　
これは、鉄朗に相談しよう…。









　
＊









　
家に帰宅。









　
「ただいまー。」


「おかえりA。」





　
「なんでアンタがいるの。」


「いちゃ悪いかよ！」









　
家に帰ると、先に帰ってきていた鉄朗の姿。









　
「本当、研磨君のお姉ちゃんか妹になりたかったな。」


「ざんねーん！俺の妹で幸せだろ、A。」


「…。」









　
ここまでの流れからして察する人がいるだろう。









　
私の名前はA。_________黒尾Aだ。









　
＊









　
「兄ちゃん、聞いてよ。」


「久しぶりに“兄ちゃん”って呼んでくれたな。兄ちゃん嬉しいなー。」


「気持ち悪っ。」









　
夕食を済ませ、お風呂にも入った。









　
その後、兄ちゃんの部屋に行く。



私はベッドの上に座った。









　
「相談があります。」


「はいはい。」

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