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ページ8

敦『はぁっ…………はっ……!』









やっぱりだ。夢の中にあった時と、同じ道で助かった。この先には────









敦『────え?』


ソア『あら!敦じゃない!久しぶりね。何年ぶりかしら』


敦『…………ソア、Aさんは……』


ソア『え?あぁ、Aね。そういえば会ってなかったものね。死んだわよ』


敦『え────?』


ソア『知らなかったの?まぁ、それもそうね。そういえば最近、お客様が大勢来たのよ』


敦(あの被害者達のことか……!)


ソア『でもあなたはいなかったわね。残念だったわ、でもこうして会えたわね、敦』


敦『ちょっと待って!Aさんが死んだって、どういうこと……?!』


ソア『ちょっ、落ち着きなさい、敦。何も死んだって、魂が消えたわけじゃないわよ』


敦『どういうこと?』


ソア『え?あなた、拝啓タイガービートルと古のカフカを読んだんでしょ?』


敦『もちろん読んだ!あの本には、病にかかった女性とか────』


ソア『そう。それよ』

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作者名:AiRA | 作成日時:2018年3月14日 13時

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