４話 ページ8
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『ジプリ美術館楽しかったな〜』
家に帰ってきた私達はリビングでお茶を飲んでいた。
「Aは館内にいる誰よりもはしゃいでたね。
近くにいた子供達がビックリしてて、どっちが子供かわからなかったよ」
英が呆れたように呟く。
『う、うるさい‼しょうがないでしょ‼』
だってトットローとかが動いてるんだよ⁉
はしゃがない方が無理だよね⁉
「まぁそれがAの可愛いところだよね」
『な、何よいきなり…」
顔を赤くした私を英は微笑みながら見つめる。
もう、いつもいきなりなんだから…
『そ、そういえば英は学生の頃は何か好きなものあったの？』
照れ隠しに話題を変える。
そういえば学生時代のことは、あまり話したことない気がする。
「いや、特に。ずっとバレーに打ち込んでたから。」
英がバレーをやっていたのは知っていたけれど、この無気力がね…正直想像がつかない。
『そうだ‼学生時代の写真見せてよ』
「ダメ」
『はやっ』
名案だと思ったけど、間髪を入れずに断られてしまった。しかし、ここでめげないのがこの私‼
『見せて♡』
「可愛く言っても無駄だよ。」
『何よケチ』
いつもならこれでワガママを聞いてくれるのに、なんか今日の英はしぶといな…
『まぁいいもんね〜掃除の時に英のクローゼットの中を「ダメだ！！！」
『…っ』
突然の怒鳴り声に思わず、肩がビクッと震えた。
こんな怒った英は初めて見た…
『ごめんなさい…』
ハッと我に返った英は謝りながら怯える私を見ると、すぐに顔が青ざめた。
「ご、ごめん。怒鳴るつもりはなかったんだ」
『本当に…？』
「本当だよ。ただ昔の写真を見られるのは少し恥ずかしいんだ。大きい声出してごめんね」
英は私を優しく抱きしめた。先ほどの雰囲気はもうない。いつもの英だ。
『うん大丈夫。こっちこそごめんね？ワガママ言っちゃって』
「別にAのワガママならなんでも聞くよ。でもこれだけは約束して」
英は私と目線を合わせる。
「クローゼットの中のアルバムは絶対に見ないで」
念を押すように、英は私の目を見つめる。
『わかった。絶対見ない』
怒った英は見たくないので、約束をすると安心したように英はもう一度私を抱きしめた。
私もワガママはほどほどにしないと…
だけど、アルバムのせいで日常が壊れるなんて私達には知る由もありませんでした_________
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クマ太郎(プロフ) - 国見にストーカーされるとかご褒美ですね。離婚しないでほしいです！！！これからも更新頑張ってください！！ (2017年11月25日 23時) (
レス) id: 77c1f67032 (このIDを非表示/違反報告)
無気力Love - もしあなたがストーカーでも私は構いませんお願いですから離婚しないでください！ (2017年11月21日 23時) (レス) id: c85e2b5b2f (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 湊さん» ありがとうございます。これからも更新頑張っていきます！！ (2017年11月16日 7時) (レス) id: de15177d99 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - ゆづさん» ご指摘ありがとうございます。これからもよろしくお願いします！！ (2017年11月16日 7時) (レス) id: de15177d99 (このIDを非表示/違反報告)
湊 - コメント失礼します。毎回ドキドキしながら読んでます。これからも無理のないようにしてください。応援しています。 (2017年11月15日 21時) (レス) id: 152f694e28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：αm | 作成日時：2017年7月22日 18時
