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番外編 ページ17

女王様に気に入られた翔太の話


「ほら、立てよ」
「お前の弁当ゴミ箱入れちゃった〜、てへぺろ」

髪もぐしょぐしょ、眼鏡は壊れた。こんな生活。もはや日常茶飯事だ。

僕は鳳凰 翔太。父さんは働いてなくて、兄さんはゲームばかりで部屋から離れない。

母さんは一人でカフェ、『アマンダ』を経営している。


でも僕は所詮Cランク。使える施設も限られてるし、こうやって虐めの的にもなりやすい。

何でも、こんな見た目だから……。

トイレの薄汚れた鏡を見る。相変わらず肌は異様に白く、目の色は左右で違う。

ため息を付き、教室に戻ると、バケツで水をかけられる。笑い声が廊下まで響く。


「──いたっ」

華の廊下を歩いていると、誰かとぶつかってしまった。うっとりしてしまう香水の香りがする。

「はっ、女王様……!」

足が震える。女王様の夜桜 瑠華様の周りにいる人は退学!と叫んで手を叩いている。

女王様は僕に妖しい笑みを浮かべ、去っていく。
周りの人はあからさまに残念そうな顔をしている。

─1日後─

僕は体育館裏に誰かから呼び出された。どうか女王様じゃありませんように……!

ひっそりと歩いた先にいたのはやはり女王様だった。一気に心臓が高鳴りを始めた。

「じょ、女王様……」

「ごきげんよう、Cランク底辺の鳳凰 翔太さん」

『Cランク』そして『底辺』二つの言葉が胸にグサグサと刺さる。

「あのね、今日は話があるのよ」

「はい……」

「唐突で驚くと思うけど、桜国に入りなさい」


目の前が真っ白?になる。桜国と言えば、僕のクラスのトップ、SSランクの佐々木さんより上!?

「なっ、どうしてですか……!?」

「私、貴方のお母さんが経営している『アマンダ』よく行くのよね。それに……」

女王様は僕に迫り、口に指を触れる。

「Cランクの貴方をバカにしていた底辺の者を見返す……。これって、とても面白そうじゃない?」

「で、でも……僕に出来る事なんて……」

「そうねぇ、じゃあ翔太には【門番】の仕事をお願いするわ。桜国の部屋に入る人を管理するのよ」

「そ、そんな仕事できませんッ!」


何だかんだで口説かれ、桜国の一員になってしまった。新しく着た制服はあまりにも綺麗だった。

桜国の部屋に入った時に、それがあまりに豪華で気絶してしまったのは言うまでもない。


「いやいや、あるだろ……」by大輔

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水彩さん(プロフ) - 新垣好き。顔面も性格もめっちゃくちゃ好み。白髪に赤い目はマジで最強だと思う。無気力に目を細めてるの可愛い。 (2023年2月5日 16時) (レス) id: 4cafde4cc5 (このIDを非表示/違反報告)
♡may♡ - 智子ちゃんなに考えてるか分からなくて怖い笑(でもそこが良い) 北桜姉妹好きだ〜〜 (2023年2月5日 12時) (レス) @page48 id: 36194cd75e (このIDを非表示/違反報告)
JJ(プロフ) - めっちゃ面白い!大好きな作品です みんなキャラが立ってるし、設定も凝ってて何度も読み返したくなります!主人公のカリスマ悪女っぷりが最高💖占ツクにこういうオリジナル作品もっと増えてほしい⋯⋯ 推しは瑠華様、美春さん、姫香ちゃんです! (2023年2月4日 17時) (レス) id: 4ba4d42a9b (このIDを非表示/違反報告)
- 面白かったです!! (2022年1月10日 13時) (レス) id: 7670bcb048 (このIDを非表示/違反報告)
ただの森(プロフ) - ららちゃんがすこ・・・((( (2019年3月22日 17時) (レス) id: e652f182c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるやん | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年2月24日 18時

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