【utit】私 の 唯 一 の 友 達 だ っ た 君 が 私 を 忘 れ た 理 由【mfmf】

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１日目、２日目、どっちもテストの途中で保健室行きになっしまった。
そして、各教科がどんどん返されていき、今さっき、先生に順位表を渡された。

『優、テストの結果どうだった？』

「僕？全体的に２０点上がったで！順位がすごいことになっとるもん！」

『そっか。私は５点だよ。私もなんか見たことない順位になってる』

保健室行きになったこともあったが、ちゃんと点数は上がっていたため安心した。
もし下がっていたらと思うと、罪悪感がすごいことになっていただろう。
点数を見せあったりしているからだろうが、教室がワイワイと騒がしかった。
優も私もその騒がしい中に入っていた。

『いやー、上がってよかったね』

「安心した〜･･･」

私と優は先生の前でニコニコとしながら、嬉しそうに話していた。
先生は呆れたようにため息をついた。

「あのな、お前ら上がろうが下がろうが、どっちにしろ５０点未満なんだから、夏休み前日と初日は再試だからな」

『え･･･それはちょっと･･･』

「やる気でない･･･」

一番重要な前日と初日がなくなるだなんて、それはちょっと耐えられない。
いや、ちょっとどころではない。
優と私は顔を見合せ、ねぇ？なんて共感しあっていた。
先生は腕を組み、冷ややかな目で優と私を見た。

「５０点未満の自分を恨め。ちゃんと勉強してたら再試なんてないんだからな？」

『先生、生徒にかなり酷いこと言ってますよ』

「それは教師としてどーなんすか」

ブーブーと先生を批判してなんとか再試を免れようと頑張る。
でも結局受けることになってしまうのが現実。

「お前らなぁ･･･どーこー言ってるけど、学生の本文は勉強だからな？」

『やる気がなきゃ身に付くもんも身に付かないというは知ってますけど、教師が生徒をやる気にさせないからいけないと思うのは、私だけではないはずです』

「勉強はたしかに頭の発達にいいかもしれませんが、遊びはとても将来とか、そういうのに重要な心の発達にいいと思います」

「お前らあー言えばこー言うのやめろ？」

６章 病名は恋→←｡

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