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Aside
テレビのニュースで台風9号が迫ってると流れている。
それを片道で聴きながら夕飯の準備を進めた。
「これ、どんどん運んでね。」
「はい!」
「お水のピッチャーも忘れないでね。」
「了解です。」
先に研修医の人たちが席に付いていて、何やら塚原さんが話している様子。
「今夜の恒例行事の出欠を取りたいと思います。」
「恒例行事って何すか?」
「聞いたことあるわ。午前0時の鬼火。肝試し大会でしょ?」
「へぇ〜面白そうじゃん。」
「あっ、俺パス。幽霊とかそういうの信じないタチだから。」
鬼火とか絶対怖そうじゃん、無理。
まぁ多分だけど…バイトの私達は関係ないよね。
「あぁ俺は参加ね。椎名も参加するだろ?」
「あぁ、いや俺は…。」
「アッハ!う〜わこいつ、マジで怖がってんだけど。」
「夜は部屋で自習したいから。」
「じゃあ俺もパスで。」
「はっ?お前、ノリノリだったくせに何だよ。」
少し重苦しい雰囲気が流れた。
「肝試しとか私絶対反対!無理だもん!」
「(もんだって!可愛すぎるぅ〜。)」
私は部屋に肝試しの時間までこもってたけど、
美雪ちゃんが一人じゃ嫌だと言って強制参加させられた←
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年3月7日 20時