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Aside
へぇ〜…難しい感じ使われてるよ。
私には歴史意外音痴だからわからないんだよね。
「銀杏。白樺。じゃあ私こっちだから、
はじめちゃんとAちゃんはそっち。」
「え、私はじめちゃんと一緒…?」
あ、でも佐木くん居るからいっか。
「「ヒャクニチベニ?」」
「"さるすべり"って読むの。恥ずかしいから、二人ともやめて。」
「サル?ヒャクって…ヒャク…。」
そんなことを言いながら百日紅の間の鍵を開けるはじめちゃん。
「「う〜わっ。ここ掃除すんの/するのキッツいなぁ!」」
「(先輩達、良い感じ!)」
「ここは…。」
「「おぉ!/ビックリした…。」」
「ここはもう、何年も使ってない部屋らしいからねぇ。」
すっごいホコリっぽいし、蜘蛛の巣まで張ってる。
逆にやる気なくすわァ…。
「えっ、今回の研修で誰か使うんですか?この部屋。」
「今回も使わないらしいわよ。
でも一応、きちんと掃除しといて。」
「掃除しといてって言われてもねぇ。」
カーテンの下のホコリを確認すると、大量だ。
うっわ…ちょっと見なきゃ良かった。
「「よし!適当に手を抜こう。」」
「言うと思った。」
「ん?なんだろう?このドア。」
「あ〜隣の部屋に直接行けるようになってるんですね。」
「美雪ちゃん、そっち手伝おうか?」
なんてふざけた感じて言ってみて、取っ手に手をかける。
「もうそっち終わったの?」
「あれ?」
ガチャガチャ
「ちょっと何してるの?」
え〜…このドア開かないの?
「あ〜無理です。このドア、釘で打ち付けられちゃってます。
で、するんですか?掃除。」
「「誰も泊まんないなら明日でいっか!ねっ。」」
「言うと思った。
って言うか、こういう時だけホント息ぴったりですよね…。」
佐木くんに呆れられたけど、まぁいいや。
だって掃除やりたくないのはホントのことだもん←
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年3月7日 20時