双子の妹。3.【金田一少年の事件簿NEO】 (ページ6)

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Aside

島にとうちゃ〜く！一番ノリ!!

「一番ノリ!!」

「うん、不知火島。」

と思ったら、いつの間にか隣にはじめちゃん。

「痛っててて…。」

「「大丈夫ですか？手伝いますよ。」」

「あぁ、大丈夫大丈夫。」

「ったく、相変わらず挙動不審だな、椎名。」

「俺らのバック、落っことしてんじゃねぇよ。」

…はぁ？自分のバックくらい、自分で持ちなさいよ。

「ちょっと、それは最低なんじゃありません？」

「なんだよ、バイトくん。」

「自分の荷物くらい自分で持ちなさいよ!!」

「なんだとっ…。」

「あ、ちょ、A…。」

私よりも背の高い男の人にそう言ったけど、
はじめちゃんに腕を引っ張られて逆に止められた。

「椎名が気ィ利かせて持ってくれてるだけ。」

「気ィ利かせてるんじゃなくて、持たされてるだけでしょ？」

「あ〜…Aってば！」

はじめちゃんに落ち着けって口パクで言われて、思わず顔を逸らした。

「(俺も嫌われた…！？止めただけなのに…。)」

「あ、手伝いますよ。私、バイトの金田一Aです。」

「あぁ、気にしないで。こけた俺が悪いんだ。」

「いや、でも…。」

「僕、もともとそういうキャラだから。
それに、女の子に重たい荷物持たせる訳にはいかないから。
お気持ちだけ、ありがとう。」

「あ、あの…！」

あ〜あ…行っちゃった。
私、あんな感じの放っておけないんだよね。